俳優の志田こはくが、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)のナレーション収録に初挑戦した。担当したのは、19日・26日の2週にわたって放送される「就職先はさる軍団3~怒られない時代に芸を磨くということ~」。1000年以上の歴史を持つ伝統芸・猿まわしの世界に飛び込み、芸を受け継ごうと奮闘する新人たちの姿を追ったシリーズ最新作だ。
今回が『ザ・ノンフィクション』のナレーション初挑戦となった志田。映像に映し出された若者たちの葛藤や成長に、自身のフィギュアスケート時代の経験を重ねながら収録に臨んだという――。
かつては怒号が飛んでいた「さる軍団」
1000年続く「猿まわし」。師匠から弟子へと芸を受け継いできた現場に、時代の波が押し寄せていた。2025年春、若者たちが「入社」したのは、反省ザルでおなじみの村崎太郎(65)(※崎は正しくは立つ崎)が率いる「日光さる軍団」。サルの世話、園内の仕事、客前に立つための稽古。華やかな舞台の裏には、“相棒”と心を通わせるための地道な日々がある。
18歳の竹原さんは、YouTubeで見た猿まわしに魅了されこの世界へ飛び込んだ。相棒に選んだのは、まだ芸も満足にできない子ザルの「ゆき」。集団になじめず一人ぼっちだった姿に自らの境遇を重ね、深い愛情を注ぎながら絆を築こうとしている。
43歳という異例の新人・粕谷さんも、安定した仕事を辞め、サルとのつながりを求めて入社した一人。芸を磨くものの、なかなか心が通わず悪戦苦闘する。一方、同じ専門学校を卒業した水谷さん(20)と藤畑さん(20)は、良きライバルとして切磋琢磨。早くも頭角を現し、同期との差を広げていく。
かつては怒号が飛び、厳しい指導で芸を受け継いできた「さる軍団」。しかし今、村崎は「怒るのをやめた」と語る。昔の教え方はもう通用しない。怒らない時代に厳しい芸をどう教えるのか。怒られない新人たちは、自ら芸を磨けるのか――。
声の仕事が目標「一つ一つの言葉を丁寧に」
志田は「『ザ・ノンフィクション』は有名なドキュメンタリー番組ですし、これまで語りを担当されてきたのも、すごく活躍されている素敵な女優さんばかりだったので、本当にびっくりしました。でも、私は以前から声のお仕事を一つの目標にしていたので、その目標がかなって本当にうれしかったです」と喜びを語る。
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』では変身後のアフレコなどを経験してきたが、本格的なナレーションは今回が初めて。収録では、俳優としての芝居とも違う難しさを実感したという。
「登場人物の皆さんに寄り添いたい気持ちはあったのですが、ナレーションだから感情を入れすぎてもいけないのかな、とも思いました。そのバランスがすごく難しかったですね」
さらに、落ち着いた作品の空気感を大切にするため、「普段よりも1テンポゆっくり話すこと」を意識。「私はもともと早口なので(笑)、丁寧に、一つ一つの言葉を届けることを心がけました」と明かした。

