NHKのバラエティ番組『1分小説』が、単独番組として23日(20:15~ ※一部地域除く)に放送。川島明、朝日奈央、又吉直樹がスタジオに登場する。

「1分小説」の執筆に挑戦するのは、今年2月に日向坂46を卒業し、現在はバラエティやラジオを中心に活動する松田好花、キングオブコント決勝進出6回を誇るさらば青春の光・森田哲矢、M-1グランプリ準優勝経験を持つバッテリィズ・エース、そして文筆業でも注目を集めるAマッソ・加納。松田、森田、エースはいずれも小説初執筆となる。

  • (左から)川島明、朝日奈央、又吉直樹

    (左から)川島明、朝日奈央、又吉直樹

『1分小説』は、日本人が1分間で読めるとされる600字以内でつづる短編小説企画。執筆経験の有無を問わず、各ジャンルで活躍する著名人たちが自由な発想で作品を書き下ろし、MCの川島明、朝日奈央、芥川賞作家の又吉直樹とともに、その世界観や創作の裏側を語り合う。

作品は俳優・声優による朗読に加え、プロジェクターを使った文字主体の映像演出によって紹介。短い文章の中に込められた物語の世界へ、より深く没入できる構成となっている。

  • 松下洸平

    松下洸平

  • 井上和

    井上和

さらに今回は、大河ドラマ『豊臣兄弟!』とのコラボレーションも実現。同ドラマで徳川家康を演じる松下洸平と、茶々役として大河ドラマ初出演を果たす乃木坂46の井上和が作品の朗読を担当する。俳優として小説朗読に挑戦するのは2人とも初めてで、それぞれの声の表現にも注目が集まりそうだ。

  • (左から)バッテリィズ・エース、さらば青春の光・森田、Aマッソ・加納、松田好花、川島、朝日、又吉

    (左から)バッテリィズ・エース、さらば青春の光・森田、Aマッソ・加納、松田好花、川島、朝日、又吉

作品披露後には感想戦も実施。又吉が独自の視点で作品を読み解き、600字の行間に広がる物語を考察していくほか、過去に本屋大賞受賞作2作品を担当した文芸編集者・篠原一朗氏がアドバイスを送る。小説を楽しむだけでなく、創作のヒントも学べる内容となっている。

収録を終えた川島は、「それぞれの1分小説に体感20分くらいのエネルギーと情報量が詰まっていて、他で感じたことがないくらい感情が動きました」と振り返り、「正直前回が良すぎただけかもと思っていたが、はっきり前回を超えた」と手応えを語った。さらに、「日本全体で『1分小説』という文芸の新ジャンルを確立できるほどすごいコンテンツになるんじゃないか」と、その可能性に期待を寄せている。

  • (左から)川島、朝日、又吉

    (左から)川島、朝日、又吉

一方、朝日は「600字以内で書く小説に、こんなにもその人の個性が表れるんだというのが驚きでした」とコメント。「私のように小説を読むのに苦手意識のある人でもぐっと引き込まれるのが魅力」と語り、又吉による考察も見どころに挙げた。

又吉も「この番組を見て『小説を書いたことないけど、1分小説を書いてみようかな』と思う人が出てきたら」と期待を寄せ、「日本にある物語の数を一気に増やす、そんな運動の拠点になる可能性を秘めた番組」と評価。「“1分”ってそれくらい、本当に魅力的な時間なんです」と呼びかけている。

読書好きはもちろん、小説に苦手意識を持つ人でも気軽に楽しめる『1分小説』。タイパ重視の時代に生まれた、新たな文芸エンターテインメントとして注目を集めそうだ。

【編集部MEMO】
『1分小説』は、NHKの新たなバラエティを発掘する番組『編成王川島』から誕生。4~6月に放送した、Season2 10企画の中から単独番組化が決まった。

(C)NHK