番組と広告の識別は十分だったのか――放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は、民放8局が放送した宗教番組『霊界探訪記~不滅なるものへの挑戦~』について審議入りを決めた。
「教団の主張を一方的に流す内容」と視聴者から意見
同番組を放送したのは、奈良テレビ放送、とちぎテレビ、京都放送、群馬テレビ、テレビ和歌山、岐阜放送、三重テレビ放送、びわ湖放送の8局。2026年3月14日から26日にかけて放送された。
番組をめぐっては、視聴者から「教団の主張を一方的に流す内容だ」とする意見が寄せられたという。これを受け、同委員会は8局に対し、放送に至った経緯を記した報告書やアンケート、番組映像の提出を求め、それらを踏まえて協議した。
番組と広告の識別、放送局の自律性を検証へ
協議の結果、同委員会は、番組と広告の識別がついておらず、視聴者が番組を広告だと誤解するおそれがあったと指摘。さらに、番組考査の過程において、放送局の自律性が守られていたのかという点も含め、放送倫理上の問題がなかったかを詳しく検証する必要があると判断。審議入りを決定した。
