元プロ野球選手で野球解説者の山本昌氏が4日、YouTubeチャンネル『名球会チャンネル』で公開された動画「【殺気立つ甲子園】中日・山本昌がゾンビ阪神との天王山! 落合博満監督に初めて告げた『代えてください』の真実。<名球会ラジオ>」に出演。現役時代でもっとも印象に残る白星について語った。

山本昌氏

山本昌氏

山本昌氏「どうしたんだってぐらい調子が良かった」

煙山光紀アナウンサー(ニッポン放送)から「昌さんが過去に上げた勝利のうち、もっとも記憶に残る白星はどれになるのか。早速伺ってみましょう。どれになりますか?」と聞かれ、山本氏は「これって言われたら2006年の9月に、甲子園球場で阪神タイガースに対して挙げた勝ち星になります」と回顧した。

2週間前の阪神戦でノーヒットノーランを達成していた山本氏。中日と阪神が熾烈な優勝争いを繰り広げていた時期での快挙で、「ノーヒットノーランやったときに、その前に川上憲伸も完封をしまして。天王山って言われた試合で連勝して、タイガースの息の根を止めたかなと思った」と振り返った。

ところが、その後の阪神は連勝を重ね、自身の次の登板時にはゲーム差が2まで縮まっていたという。そのため「絶対負けられなかったんですよ」と当時の心境を明かした。

試合では初回に先制点を許したものの、「あの時はどうしたんだってぐらい調子が良かったんです。1点取られたけど、出来自体は前回のノーヒットノーランより本当にいいぐらいだったんです」と好調ぶりを語り、「だから頑張っていれば、どっかで追加点取ってリードしたら絶対勝てると思って投げていた」と告白。

この一戦を制した中日は、そのままリーグ優勝を達成。山本氏は「優勝に一番、僕が人生で貢献した試合」と振り返り、「これまでたくさん優勝を経験させていただきましたけども、一番矢面に立って優勝を経験した」と、強く印象に残る勝利だったことを明かしていた。

【編集部MEMO】
1984年に日本大学藤沢高校からドラフト5位で中日ドラゴンズに入団。32年に及ぶ現役生活で3度の最多勝に輝き、1994年には沢村賞を受賞。2006年には史上最年長でのノーヒットノーランを達成(41歳)。以降も数々の歴代最年長記録を塗り替え、2008年には通算200勝を達成(42歳)。史上初となる50歳での登板を最後に、2015年に現役を引退。セカンドキャリアでは、野球解説者・スポーツコメンテーター、講演会講師として精力的に活動。ラジコン、クワガタのブリーダー、競馬など趣味の分野でも活躍中。