株式投資をしていると、「信用取引」という言葉を耳にする機会も増えてきます。一方で、「損失が大きそう」「危険そう」といったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、SBI証券の投資情報メディア編集部が、信用取引のしくみについて解説します。

信用取引は、仕組みとリスクを理解して使うことで、投資の選択肢を広げることができます。今回は、信用取引の基本的な仕組みや特徴について整理します。

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信用取引に怖いイメージを持つ方も少なくはないと思います。 きちんと仕組みを理解し、適切なリスク管理をすれば、投資の選択肢を広げる手法になります。

本コラムでは、信用取引を理解するために役立つ記事を更新していきますのでぜひお役立てください。

信用取引ってなに

ポイントは4つ!

  • 1.お金や株/投信を担保として証券会社に預けて、証券会社から「お金を借りて株を買う」「株を借りてその株を売る」
  • 2.担保として預けたお金や株/投信の約3倍のお金や株を借りて取引ができる
  • 3.1日に同じ資金で同じ銘柄を何度も買い売り繰り返して取引ができる
  • 4.株を借りて売る→株を市場で買い戻して返すことで株価が下がるときにも収益チャンスがある

メリットとリスクを理解しよう

メリットとリスク(気を付けること)をかんたんにポイントで抑えておきましょう

メリット

  • ・持っていない株でも売れるので、株価が下がってから買い戻せば下落相場でも利益を上げるチャンスがある
  • ・お手持ちの現金や株を担保にして、約3倍の取引ができるので、資金効率が高くなる
  • ・現物では禁止されているループトレード(1日に同じ銘柄を同じ資金で何度も取引すること)ができるので、少ない資金でも取引機会を増やせる可能性がある

リスク(気を付けること)

  • ・信用取引はお金や株を借りて取引するので、借りている期間中は金利や貸株料(株のレンタル料)等のコストが発生します。
  • ・お手持ちの資金の約3倍の取引ができるので、自己資金以上の損失が出る可能性がある

信用取引って何のためにあるの?

現物取引では、当たり前ですがお金がないと株を買えませんし、既に株を保有していないと株を売ることができません。 そうすると、お金や株を既にたくさん持っている人でないと、市場に参加することができません。 信用取引制度は、投資家の便宜を図る目的として、「この株はこれから値上がりしそうだけど、手持ちの資金がない」という場合や、「この株はこれから値下がりしそうだが、手元に株がない」という場合でも、お金や株を借りて取引できるようにすることによって、 市場の株式売買を活性化させ、株価が高すぎる時や安すぎる時に、さらなる供給や需要が株式市場に入ることによって適正な価格形成を確保することができます。

担当者の一言メモ

信用取引は、仕組みを正しく理解しうまく活用すれば資産を大きく増やすことが出来る心強い味方です! 自分に合った取引手法、リスクコントロールを身につけて、仕組みを理解しながら活用しましょう。

本稿は「投資情報メディア」からの転載です。元の記事はこちら
※2024年6月14日掲載記事

『投資情報メディア』より、記事内容を一部変更して転載。