日進月歩の“麺つゆ”界隈。特に夏の売り場では「いかに火を使わず、いかに楽をして、いかに本格的な味に辿り着くか」という、我々ズボラ……もとい、賢明な消費者とメーカーとの熱き知略戦が繰り広げられている。今回、足を止めさせたのはミツカンの「冷やし中華のつゆ」と「冷やしラーメンのつゆ」だ。
……冷やし中華はまだわかる。夏の定番だ。しかし、「冷やしラーメン」はどうか。しかも「ゆず香る鶏だし塩」……いい響きじゃないか。夏のキッチンはもはやサウナ。できれば火なんて使いたくない。そんな我々の切なる願いを、ミツカンは正面から受け止めてくれていた。ってことで、実食レポをどうぞっ!
王道の矜持を味わう。「冷やし中華のつゆ しょうゆ」
まずは、夏の絶対王者「冷やし中華」からいってみよう。使用するのは、「冷やし中華のつゆ しょうゆ」である。
夏の風物詩でもある冷やし中華。さっぱり食べられてめちゃくちゃウマいが、あの絶妙な「酸味と甘みのバランス」を自作するのは至難の業。かといって、麺に付属している小袋のつゆでは、時に物足りなさを感じることもある。
しかし、今や“日本の酸味を司る存在”と言っても過言ではないミツカンさんならきっと……。ということで、「冷やし中華のつゆ しょうゆ」を使って、冷やし中華を自炊してみよう。
具材はオーソドックスに、トマト、ハム、たまご、きゅうり、そしてわかめ。これぞ日本の夏、冷やし中華のスターティングメンバーである。
今回、麺を茹でる以外に火の出番はない。具材を切って、冷水で締めた麺の上にのせるだけ。そして、仕上げにこの「冷やし中華のつゆ」を大胆に回しかければ……
完成~!
どう? なかなかウマそうじゃない? さっそく一口啜ってみると……
……こっ、これは……! うめぇ……!!!! めっちゃうめぇ! いや、これだわ、これ! めちゃくちゃ冷やし中華だわ!
酸っぱすぎず、かといって甘すぎない。醤油の香ばしさがしっかり生きていて、後味にはごま油の芳醇な風味がふわりと抜ける。よくある「ただ酸っぱいだけのつゆ」とは一線を画す、奥深いコク。
トマトの酸味やきゅうりの瑞々しさと合わさることで、スープの旨味がさらに引き立つ。わかめに染み込んだつゆを噛み締める瞬間が、またたまらない。これ、お店で「実は秘伝のタレを使っていて……へへへ」と言って出されても、疑わずに完食する自信がある。
そして味変のマヨネーズとの相性も抜群! さわやかな酸味が共鳴するのはもちろん、一層コク深くなってめちゃくちゃウマい! ボトルタイプだからこそ、つゆだく状態で最後まで冷たく、濃厚な味を楽しめるのもいい。いや、これは……思った以上にすげぇぞ?
期待のニューフェイス「冷やしラーメンのつゆ ゆず香る鶏だし塩」
続いては完全新作の「冷やしラーメンのつゆ ゆず香る鶏だし塩」。今年3月に発売されたばかりなので、まだ味わったことのない人も多いハズ。その実力、しっかり計ってまいりましょう!
とはいえ、冷やし中華と似たようなレシピでは面白くない。……ので、今回はオフィシャルサイトを参考に、「ゆず香る鶏だし塩の冷やしチャーシュー麺」を作ってみたい。
麺を茹でてしっかり冷水で冷やし、焼豚、煮たまご、小ねぎ、メンマを乗せて……
そしてミツカン「冷やしラーメンのつゆ ゆず香る鶏だし塩」をかけて、きざみのりを散らせれば……
完成〜!
めっちゃ楽。しかも、どう見ても、こだわり強めのラーメン屋さんの夏限定メニューじゃないの……。ますます期待が高まる。いざ、実食! ズルズル〜……
……うっ、うめぇぇぇえええ!! なんじゃこりゃあ! 想像を超えてきた……。まずスープが驚くほどクリア。どっしりした鶏だしの旨味に、ゆずの酸味と香りが鮮やかに弾ける。塩味が角立っておらず、いい具合にまろやかで、清涼感のあるスープがスルスルと喉を通っていく。
チャーシューにスープを絡めて食べると、肉の脂がゆずの香りで中和され、無限に食べられそうな錯覚に陥る。メンマの食感、海苔の磯の香り、そしてネギの辛味。そのすべてを、この鶏だし塩が見事にまとめ上げている……!
これはマジでいいぞ。麺を買ってきて、とりあえずこれをぶっかければ何でもOK。我々ズボラ……もとい、明哲な消費者にピッタリの商品である。
間もなく迎える夏バテシーズン。救世主は、スーパーの麺つゆ売り場にいる。その日に備え、自宅の冷蔵庫でキンキンに冷やしておくべし!













