ミツカンは6月9日、JR博多駅前広場(福岡県福岡市)で「アジフライ×味ぽん」試食イベント「アジフェス」を開催。会場ではアジフライに味ぽんをかけて楽しめる無料試食を実施。夕方にはスぺジャルゲストとして餅田コシヒカリさんも登場し、その魅力をアピールした。

  • 餅田コシヒカリさんも登場し、「アジフライ×味ぽん」の魅力を紹介した

    餅田コシヒカリさんも登場し、「アジフライ×味ぽん」の魅力を紹介した

博多駅前で「アジフライ×味ぽん」を体験

会場では、三陽食堂のアジフライを来場者に提供。用意された試食スペースには味ぽんが置かれ、来場者たちはアジフライに味ぽんをかけて味わっていた。

  • 会場で配布されたアジフライを手にする来場者

    会場で配布されたアジフライを手にする来場者

試食後には、アジフライにかける調味料として「味ぽん」と「ソース・タルタルソース」のどちらを支持するかをシールで投票する企画「アジフライ総選挙」も実施。会場に設置された投票ボードでは、味ぽんに多くの票が集まっていた。

  • 左から、「これまでも味ぽん」「今後は味ぽん」「できればソースかタルタルで」。味ぽんに多くの票が集まっていた

    左から、「これまでも味ぽん」「今後は味ぽん」「できればソースかタルタルで」。味ぽんに多くの票が集まっていた

このほか、味ぽんをモチーフにしたクッションやバスタオルを使って撮影できるフォトスポットも設置された。来場者たちは、巨大な味ぽんボトルのクッションなどを手に記念撮影を楽しんでいた。

  • フォトスポットで記念撮影をする来場者

    フォトスポットで記念撮影をする来場者

ミツカンによると、同イベントは7日に天神ソラリアライオン広場でも開催されており、想定3,000食に対して3,500食を提供したという。今回は4,500食を用意していたが、昼頃には提供数が2,000食を超えたことから、一時的に来場者の受け入れを中断。17時の提供再開前には試食を待つ列ができており、会場は多くの来場者でにぎわった。

担当者は「平日はビジネスマンの方が多く、素通りされることも想定していたが、予想を上回る方に来場いただき驚いています」と語った。

味ぽんがソースを上回った!? AI味覚センサーで検証

ミツカンによると、2019年に長崎県松浦市が「アジフライの聖地」を宣言して以降、アジフライ専門店の増加やイベント開催など、全国的にアジフライへの注目が高まっているという。特に九州では、地魚文化や揚げ物文化、ご当地グルメへの関心とも親和性が高く、“アジフライ文化”が広がりを見せている。

こうした背景から、ミツカンではアジフライの新たな食べ方として「味ぽん」の提案を始めたという。

担当者によると、そのきっかけは、あるFM局から「アジフライがアツい」という話を聞いたことだったという。その後2023年には、慶應義塾大学が開発した味覚センサーAI「レオ」を用いてアジフライと各種調味料との相性を分析したところ、味ぽんは97.3%を記録し、タルタルソース(97.0%)、ソース(95.6%)などを上回った。

  • 会場内に設置されたパネル。味覚センサーAIの結果を展示

    会場内に設置されたパネル。味覚センサーAIの結果を展示

担当者は「最初は『アジフライ』と『味ぽん』で“アジ”つながりという遊び心から始まった取り組みだったが、AIによる検証で高い数値が出たことで、提案の根拠になった」と振り返った。

「食べてみたい」人は多い一方、「食べたことある」人は2〜3割

今回のイベント開催の背景には、消費者調査の結果もあるという。

ミツカンが実施した調査では、「アジフライに味ぽんをかけて食べてみたい」と回答した人は約8割に上った。一方で、実際に食べたことがある人は2〜3割程度にとどまったという。

担当者は「興味を持っている人は多いが、実際に試したことがないというギャップがあった」と話す。

こうした状況を受け、ミツカンでは試食を通じて体験してもらうことが重要だと判断。2025年にはイオンモール福岡で試食イベントを実施し、今回は天神ソラリアライオン広場と博多駅前広場で開催した。

担当者は、「より多くの方に知っていただくため、通りがかりの方も参加できる場所で実施しました」と説明した。

  • 会社帰り、学校帰りなど、多くの来場者が集まったイベントの様子

    会社帰り、学校帰りなど、多くの来場者が集まったイベントの様子

餅田コシヒカリさんが試食「何枚でも食べられそう」

同日夕方には、餅田コシヒカリさんが登場。ミツカンの担当者との軽快なトークを交えながら、「アジフライ×味ぽん」の魅力を紹介した。

  • 軽快なトークで会場を盛り上げた餅田コシヒカリさん

    軽快なトークで会場を盛り上げた餅田コシヒカリさん

餅田さんは実際にアジフライへ味ぽんをかけて試食。「めちゃくちゃおいしい」「油っぽさを味ぽんがさっぱりしてくれるので、何枚でも食べられそう」と感想を語り、「おうちに帰っても、アジフライを味ぽんで食べてほしいなと思います」と呼びかけた。

イベントでは、味ぽんの開発のきっかけが博多の水炊きにあることも紹介された。ミツカンによると、60年以上前、同社7代目社長が博多で食べた水炊きに感動したことが開発のきっかけだった。当時は、醤油や出汁、柑橘果汁を組み合わせた調味料を日持ちさせることが難しかったが、ミツカンの持つ技術を活用しながら開発を進めたという。

ミツカンでは今後も「アジフライ×味ぽん」の提案を続けていく考えだ。担当者は「『食べてみたい』という方は多いが、実際に食べたことがある方はまだ多くない。7月にも調査を予定しており、今回のイベントをきっかけに体験者が増えてくれれば」と今後の広がりに期待を寄せた。