どうとんぼり神座は、看板メニュー「おいしいラーメン」を冷たくアレンジした夏限定メニュー「冷たいおいしいラーメン」を7月1日から9月17日まで期間限定で販売する。氷を加えてもスープが美味しくなるように500回以上の試作を重ね、暑い日でも「ごくごく飲める」ラーメンスープを実現した。
前例も正解もない「冷たいラーメン」の開発
どうとんぼり神座は1986年に大阪道頓堀で営業を開始、当時はカウンター数席の小さい店だった。豚肉と白菜・黄金スープのラーメンが看板商品で、おもてなしにも力を入れ「日本の味がする。」をキャッチコピーに展開をしている。
発表会に登壇した、理想実業マーケティング本部マーケティング部次長の小林沙弥氏は、「まず皆さんにお伝えしたいのが、私たちが単にラーメン屋だから&夏だから冷たいラーメンを出しただけではないということ。様々な社会課題や夏ならではの悩みに寄り添いたいと考え、冷たいラーメンの開発を行いました」と話した。
冷たいラーメンを開発するに至った経緯は、今年40周年を迎えるにあたって「新しい夏のラーメン体験をお客様にご提供したい」と考えたことから。
「近年、日本の夏の平均気温は上昇傾向でここ数年においては猛暑日の日も増えており、今年から気象庁は40℃以上の日を"酷暑日"と指定しさらに注意喚起を強化しています。こうした深刻な社会課題に伴ってどうしても避けられないのが、食欲不振や栄養不足、栄養の偏りです。一方で夏は栄養をしっかりとって体力を蓄えて乗り切らなければいけません」と小林氏。そうした課題を解決するための1杯として開発したという。
しかしこれまで、冷やし中華やざるそば・ざる麺は存在していたものの「冷たいラーメン」はラーメン市場にほぼなかった。ラーメンとして「スープを飲みながら麺も具もしっかり食べることができる完璧な1杯」を夏に提供することの正解がなかったこともあり、「商品開発担当は500回以上試作を重ねかなり細かく微調整をしました」と小林氏が話すほど開発は難航したという。
「既存の商品を単に冷たくする」のではなく、神座にしか提供できない冷たい美味しいラーメンを目指し、看板商品の黄金のスープを冷たくしても美味しく飲めるように夏バージョンで開発しなおした。
暖かさや湯気がなくても引き立つ旨味を表現すべく、従来の黄金スープをベースに昆布や干し貝柱、鶏の旨味を引き出しつつ、夏に欲する酸味や塩味をバランスよく表現するためにレモン・カボス・ワインビネガー等を検証し"完全な1杯"にたどりついたという。
さらに神座のラーメンの特長でもある白菜は、生の白菜を使用し黄金スープと同じ素材に漬け込むことで、シャキシャキ感を残しながら、夏特有の甘みを表現。熱を通さないことで熱に弱いビタミンCなどの栄養を摂取できる効果が期待できる側面も。
「澄みきりお出汁の冷たいおいしいラーメン」を実食!
「澄みきりお出汁の冷たいおいしいラーメン」を食べてみた。
まずは、スープに氷がゴロゴロ浮かんでいることに驚く。
中にはレンゲほどのサイズの氷もある。
しかし、冷たく氷が浮かんでいるにもかかわらずスープはしっかりと出汁の旨味を感じるし、冷たいからか塩味はより鋭く感じる。通常メニューの「おいしいラーメン」と比べて塩分特段多いわけではないというが、塩味が欲しくなる夏にはうれしい味わい。そして食べ進めていくうちに徐々に氷が溶けていってもスープの味が薄まらないのは不思議だった。
白菜はシャキシャキ感があり、お漬物っぽいが、冷たいラーメンスープと非常に合う。白菜をこんなに美味しいと思ったのは初めてかもしれないほどの美味しさ。
豚肩ロースのチャーシューは炙られており、冷たい中にも香ばしさを感じる。これとは別に豚肉もスープにたっぷり浮かんでいる。
麺は冷やし中華っぽいとぅるとぅる感があり、夏でもさっぱりと食べやすい。全体的に朝でも食べられるほどのあっさりさがありながら、塩味と出汁の旨さ、そして豚肉の満足感と非常に理想的すぎることに驚く。
他にも、炙りチャーシューと神座でも1番人気の煮卵をトッピングした「炙り小チャーシュー煮玉子 冷たいおいしいラーメン」(1,260円~)、梅としそと大根おろしをふんだんに乗せた「豚しゃぶ梅しそおろし 冷たいおいしいラーメン」(1,160円~)、さらに「冷たいおいしいラーメン」にだけトッピングできる「炙り小チャーシュー」(250円~)も期間中販売される。











