1980年代の日本で空前のブームを巻き起こしたアクション漫画の金字塔『北斗の拳』(原作:武論尊、漫画:原哲夫)。ジャンプ黄金期を代表する作品の1つに数えられる同作は、核戦争によって文明が崩壊した世紀末を舞台に、北斗神拳の伝承者であるケンシロウの救世主としての成長や活躍を描いた物語です。
2026年4月には、原作40周年を記念して企画された新アニメ『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR(フィスト オブ ザ ノーススター)-』の放送もスタート。アニメや劇場版はもちろん、ゲーム、実写映画、スピンオフ作品など、時代を超えて様々な形でメディアミックスされ、今なお多くのファンを魅了し続けています。
一子相伝の暗殺拳を極める者や独自の流派を編み出す者など、強烈な個性を放つキャラクターたちが多数登場する同作。そこで今回は、もしも同作を実写化するなら「ラオウ」を誰に演じてほしいかをマイナビニュース会員307人に聞いてみました。結果をランキング形式でご紹介します。
『北斗の拳』をもしも実写化するなら、ラオウは誰に演じてほしい?
『北斗の拳』に登場するラオウは、北斗4兄弟の長男で主人公・ケンシロウの義兄にあたる人物です。ケンシロウが北斗神拳の伝承者に決まった際に、自分の拳を封じようとした北斗神拳伝承者・リュウケンを殺害。世紀末覇者「拳王」と名乗り拳王軍という一大勢力を率いて、圧倒的な暴力で核戦争後の荒廃した世界を支配しようとしました。
長らく「恐怖」の代名詞として君臨していたラオウですが、物語終盤には「愛」や「哀しみ」の意味を悟り、北斗神拳の究極奥義「無想転生」を会得。宿敵だったケンシロウとの壮絶な死闘を繰り広げた後、自らの秘孔を突き、天に向かって拳を突き上げ立ったまま大往生を遂げました。この時にラオウが放った「我が生涯に一片の悔いなし!」という言葉は、彼の生き様を象徴する名台詞として広く知れわたっています。
そんなラオウを、実写化作品では誰に演じてほしいと思うか聞いたところ、結果は以下の通りとなりました(自由回答から集計)。
- 1位:阿部寛(27票)
- 2位:鈴木亮平(22票)
- 3位:宇梶剛士(16票)
- 4位:伊藤英明(8票)
- 5位:大沢たかお(6票)
続いて、各俳優のプロフィールとアンケート回答者のコメントを一部ご紹介します。
1位:阿部寛(27票)
『北斗の拳』の実写化で、ラオウを演じてほしい俳優1位に選ばれたのは、1964年6月22日生まれ、神奈川県出身の阿部寛でした。中央大学在学中より男性ファッション誌「MEN'S NON-NO(メンズノンノ)」でモデルとして活躍した彼は、1987年の映画『はいからさんが通る』で俳優デビューし、1993年に主演した舞台『熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』で注目を集めます。その後、TVドラマ「TRICK」(2000年)でのコミカルな演技が絶賛され、シリアスからコメディまで、幅広いジャンルの作品で活躍するようになりました。
2013年には、古代ローマ人という珍しい役柄に挑んだ映画『テルマエ・ロマエ』(2012年)で「第36回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を受賞。そのほか『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』などの演技で「第55回ブルーリボン賞」主演男優賞を、ドラマ『下町ロケット』(2016年)で「東京ドラマアウォード2016」主演男優賞を獲得しています。
アンケートでは、阿部寛の演技力はもちろん「存在感」や「貫禄」がラオウを感じさせるという意見が多数見られました。また、体格や顔の濃さもポイントのようで、「圧倒的な覇気を身体から出せそうな雰囲気がある」という声も寄せられています。
ユーザーコメント
- 圧倒的な覇気を身体から出せそうな雰囲気がある(40代女性)
- 現状の日本で、最も"帝王感"が似合う俳優さんで、体の大きさ、声の低さ、圧倒的な存在感が、まさしく「ラオウ」だとおもっています。テルマエ・ロマエで見せた、筋肉美を再び見せて欲しと思っています(60代男性)
- 大柄で迫力ある演技ができる(70代男性)
- 色々と濃い感じがハマりそうだと思うから(30代女性)
- 濃ゆい顔と体格の良さ絶対的な強さがあり良いと思った。(30代男性)
- 貫禄があり、演技力が抜群(70代女性)
2位:鈴木亮平(22票)
続いて2位となったのは、1983年3月29日生まれ、兵庫県出身の鈴木亮平でした。2006年に日本の水着業界初のキャンペーンボーイに選ばれた彼は、同年に放送されたTVドラマ『レガッタ 君といた永遠』で俳優デビューし、翌年の映画『椿三十郎』で初主演を飾ります。その後、福田雄一監督の『HK 変態仮面』(2013年)などで注目が集まり、NHK連続テレビ小説『花子とアン』(2014年)での好演も相まって知名度を高めました。
2021年公開の映画『孤狼の血 LEVEL2』では、「第46回報知映画賞」助演男優賞や「第45回日本アカデミー賞」最優秀助演男優賞など多数の賞を受賞。『俺物語!!』(2015年)の剛田猛男役、NHK大河ドラマ『西郷どん』(2018年)の西郷隆盛役、Netflix映画『シティーハンター』(2024年)の冴羽獠役など、肉体改造を含むストイックなまでの役作りでも知られています。
アンケートでは、「カメレオン俳優なのでムキムキに鍛えて凄味のある豪快な役を演じてくれそう」「どんな役でも憑依させる演技力が魅力」など、彼の役作りに対する信頼が垣間見えるコメントが多く見られました。一方で、「暴君っぽくはないが、爽やかな彼が演じたらどうなるか見てみたい」という期待の声も寄せられています。
ユーザーコメント
- カメレオン俳優なのでムキムキに鍛えて凄味のある豪快な役を演じてくれそう(50代男性)
- 役作りに向けて、とてもストイックに望んでいるから(50代女性)
- 暴君っぽくはないですが、爽やかな彼が演じたらどうなるか見てみたいと思い選びました(40代男性)
- どんな役でも憑依させる演技力が魅力(40代男性)
- フィジカルでラオウの強さや存在感を表現できそうだから(40代男性)
3位:宇梶剛士(16票)
3位には、1962年8月15日生まれ、東京都出身の宇梶剛士が選ばれています。巨大暴走族の元総長という異色の経歴を持つ彼は、少年院で読んだチャップリンの自伝に感動し役者を志し、錦野旦の付き人や菅原文太の弟子といった下積みを経て俳優デビュー。NHK大河ドラマ『新選組!』(2004年)、TVドラマ『半沢直樹』(2013年)、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)や、映画『20世紀少年』(2008年)、『座頭市 THE LAST』(2010年)、映画『キングダム』(2019年)などに出演し、作品を支える名バイプレイヤーとして活躍してきました。
また俳優活動以外にも、人権・青少年問題をテーマにした講演活動を全国各地の官公庁、自治体、警察署、学校などで実施。少年時代の葛藤や暴走族からの更生といった実体験を通じて感じた、人との繋がりの大切さなどを伝えています。
アンケートでは、「顔、体格、喧嘩も強いので適任」「迫力を考えると適任」などの声が多く、これまでの経歴込みでラオウにあっていると思った人が多いことがうかがえました。また、劇場版アニメ『真救世主伝説 北斗の拳』シリーズ(2006年〜2008年公開)でラオウの声を担当していたことから「声優でのイメージが残っている」「実績がある」との声も寄せられています。
ユーザーコメント
- 声優でのイメージが残ってるので(50代男性)
- 姿が似ている感じですし、喧嘩が強いのでえらびました(40代男性)
- 身長や体格、迫力を考えると適任だと思ったから(40代男性)
- 顔、体格、喧嘩も強いので適任(60代男性)
- 体格がよくて我が一番な感じがするから(60代女性)
4位:伊藤英明(8票)
4位にランクインしたのは、1975年8月3日生まれ、長崎県出身の伊藤英明でした。1993年に「第6回ジュノン・スーパーボーイ」準グランプリの受賞をきっかけに芸能界入りした彼は、1997年に放送されたドラマ『デッサン』で俳優デビュー。2004年には、主演を務めた映画『海猿 ウミザル』が大ヒットし、2005年に連続ドラマ『海猿 EVOLUTION』を放送、2006年には続編映画『LIMIT OF LOVE 海猿』が公開されるなど、大人気シリーズになりました。
2012年に公開された主演映画『悪の経典』では、狂気をはらんだサイコパス教師という初の本格的な悪役に挑戦。2014年には、映画『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』で「第69回毎日映画コンクール」最優秀助演男優賞、および「第38回日本アカデミー賞」優秀助演男優賞を受賞しています。
アンケートでは、「体のラインが似ている気がする」「筋肉マンだから」など体つきに言及するコメントが多く見られました。また「年齢を重ね深みが出てきているから」という声もあり、幅広い役柄をこなしてきた深みのある演技に期待する声も寄せられています。
ユーザーコメント
- 体のラインが似ている気がするし雰囲気もあっているから(30代女性)
- 年齢を重ね深みが出てきているので(60代男性)
- 雰囲気がある(30代男性)
- 体つきと表情が合いそう(50代女性)
5位:大沢たかお(6票)
5位は、1968年3月11日生まれ、東京都出身の大沢たかおです。男性ファッション誌『MEN'S NON-NO(メンズノンノ)』などでモデルとして活躍した彼は、1994年に放送されたドラマ『君といた夏』で俳優デビューすると、2004年に公開された主演映画『世界の中心で、愛をさけぶ』が大ヒット。同年に公開された主演映画『解夏』で「第28回日本アカデミー賞」優秀主演男優賞、2006年に公開された『地下鉄(メトロ)に乗って』では、「第30回日本アカデミー賞」優秀助演男優賞を獲得しました。
さらに2009年には、8年ぶりのドラマ出演となった『JIN-仁』が高視聴率を記録し「第18回橋田壽賀子賞」橋田賞ほか、多数の賞を受賞。その後も『キングダム』シリーズ(2019年〜)、Amazonオリジナルドラマ『沈黙の艦隊』(2024年)など話題作に出演し、2024年には『キングダム 大将軍の帰還』で2度目の日本アカデミー賞優秀助演男優賞に輝きました。
アンケートでは、作品の中で見られる大沢たかおの存在感が、理由として多くあがっています。また、キングダムでの演技が印象に残っている人が多かったようで「彼ならやれるかもと思わせる」という声も寄せられていました。
ユーザーコメント
- キングダムの演技が良かったから上手く演じてくれそう(50代女性)
- 存在感のある演技が似合いそう(40代男性)
- 戦国実写の経験があるから(40代男性)
- かっこいいし体鍛えてるから(50代男性)
まとめ:筋肉&圧倒的な存在感が決め手に!
アンケートの結果、『北斗の拳』の実写化で「ラオウ」を演じてほしい俳優の1位には阿部寛が選ばれました。劇場版アニメ『真救世主伝説 北斗の拳』シリーズ(2006年〜2008年公開)でケンシロウの声を担当していたことから「兄弟のラオウもできるのでは」という声も寄せられています。また、「顔の濃さ」に関するコメントがあったのも他では見られない特徴でした。
そのほか、2位の鈴木亮平、3位の宇梶剛士など、全体を通してラオウの他を圧倒する存在感を表現できそうな俳優がランクインしています。また普段から身体を鍛えていて、体格の良い俳優というところもポイントになっているようでした。
みなさんは、どんな俳優がラオウ役にぴったりだと思いますか? せひ新作アニメを楽しみながら、想像してみてはいかがでしょうか。
調査時期:2026年4月18日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計307人
調査方法:インターネットログイン式アンケート
