WOWOW『連続ドラマW コンサルタント―死を執筆する男―』(7日スタート、毎週日曜22:00~/WOWOWプライム・WOWOWオンデマンド、全6話 ※第1話無料放送・配信)のトークイベントが4日、都内で行われ、伊藤健太郎、木村文乃、GACKT、中田秀夫監督が登壇。作品の見どころや撮影秘話を語った。

  • (左から)伊藤健太郎、GACKT

    (左から)伊藤健太郎、GACKT

本作は、韓国の作家イム・ソンスン氏による小説『コンサルタント』を原作に、小説家志望の青年・伊崎耀(伊藤)が、現実の死を設計する“暗殺コンサルタント”へと変貌していくダーク・サスペンス。

伊藤は、役作りについて「カンパニーに入る前と後で、見た目も含めて別人のように見えてほしかった」と説明。「ミステリー小説を書いている時の伊崎と、暗殺コンサルタントになった伊崎では全く違うキャラクター。その違いをどう出すか考えている時間はすごく楽しかったです」と振り返り、二面性のある人物を体現するにあたり、「難しさもありましたが、今回は面白さの方が大きかった」と充実感をにじませた。

伊崎を闇の世界へ引き込む黒川秋峰を演じたGACKTは、役作りについて「監督のイメージをどこまで具現化できるかを考えていた」とコメント。杖や革手袋、独特な歩き方なども取り入れながらキャラクターを作り上げたという。

そんな黒川について、伊藤は撮影時の印象を「違和感がすごかった」と回顧する。

「古本屋のシーンがあるんですけど、すごく味のある古本屋さんに革手袋をしたGACKTさんが入ってくるんですよ。絶対にここにいる人じゃないし、『絶対俺に用があって来てるだろうな』って思いました(笑)」

本作の主題歌には、GACKTが約9年ぶりに発表する新曲「FALL AGAIN」が起用された。GACKTは制作について、「主人公の“堕ちずにはいられない”感覚や、これ以上先に進んではいけないのに進んでしまう人間の弱さを表現したかった」と説明。「人が堕ちていく様をうまく表現できないかなと思って作った」と楽曲に込めた思いを語った。

さらに、楽曲の制作期間について「1カ月くらい」と明かすと、伊藤は「1カ月でできるんですね」と驚がく。GACKTが「最近はだいたい1週間くらい」と続けると、伊藤は思わず「天才!」と感嘆し、会場を沸かせた。

原作は韓国文学の話題作として知られるが、WOWOWとしては初となるK-文学の映像化作品でもある。中田監督は「かなりダークな世界観を持った作品」と表現。「人は誰かの死にコミットせずには生きられない」という作中の考え方に触れながら、「“死”に積極的に関わるとはどういうことなのか。そうしたテーマを持った作品だと思いながら撮影していました」と語った。

また、本作の特徴である主人公のモノローグについて、中田監督は「撮影前に一度全部録った」ものの、「演じ切った後ではまた違うものになる」と再録音を行ったという意外な裏話も暴露。伊藤も「まさか全部録るとは思わなかった(笑)」と苦笑いしていた。

  • 古本屋で革手袋のGACKT

    古本屋で革手袋のGACKT