「海老チャーハンの海老がうまく飛ばずスタッフの方に下から投げてもらったり、竹財さんにラーメンをかけたり」――。中京テレビ・日本テレビ系ドラマ『鬼女の棲む家』(毎週水曜24:24~)に出演する石田ひかり、熊井戸花、三浦綺羅、竹財輝之助がこのほど、クランクアップを迎えた。最終話は、きょう3日に放送される。
星野家は一転“晒される側”に
同作は、SNSに映るわずかな情報から住所や家族構成まで特定し、世に晒して炎上へと追い込む情報社会の鬼“鬼女”を描くサイコホラー。昼間はごく普通の主婦の仮面をかぶる星野明香里(石田ひかり)が、裏では“鬼女”として、歪んだ正義による“私刑という快楽”にのめり込んでいく。
最終章・前編となった第9話では、星野家の面々が隠し続けてきた秘密が次々と露呈。高級ラウンジ嬢に溺れ、仕事も財産も失った父・透(竹財)は、再就職先の回転寿司店で起きた“寿司ペロペロ動画”の拡散でさらに追い詰められるが、その動画の犯人は、あろうことか女装した息子・歩夢(三浦)だった。
さらに、夢を追う娘・咲良(熊井戸)が怪しげな音楽プロデューサーに接触していたこと、母・明香里の“特定行為”によって透の不貞が暴かれていた事実も明らかに。家族の醜い言い争いの一部始終が、知らぬ間に生配信されていたことも発覚し、星野家は一転、“晒される側”へと追い込まれた。
その混乱の中、インターホンを鳴らし、突如として姿を現したのが、謎の人物“ヒイラギ”。ヒイラギはこれまで、明香里にDMで接触して特定作業へと導き、咲良にはギターをプレゼントして音楽プロデューサーを紹介。歩夢とはオンラインゲームを通じて接触していた人物だった。
「覚えていませんか?」「私はあなたに炎上させられたんです」――。最終話では、“晒された家族”の行き着く先と、ヒイラギが突きつける結末、そしてすべての因縁が明らかになる。
石田ひかり「優しいお母さん役が多い私に…」
星野明香里を演じた石田は「優しいお母さん役が多い私に、このような大変チャレンジングな役を与えてくださり、本当に感謝しております」とコメント。「そしてこの作品を支えてくださったスタッフキャストの皆様、本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。
撮影を振り返り、「海老チャーハンの海老がうまく飛ばずスタッフの方に下から投げてもらったり、竹財さんにラーメンをかけたりと思い出は尽きません」と裏側も告白。さらに、「今回わたし(の役)がしていたことは、良い子の皆さんは絶対に真似をしないようにと声を大にして申し上げたいですね。楽しい毎日でした。ありがとうございました!」と呼びかけた。
咲良役の熊井戸は「この作品は遊び心がすごくあふれているなというのを現場でも放送でも感じており、そこがとても好きでした!」と作品への思いを語る。「音楽をしている女の子の役をいつかしたいと思っていて、私が作詞作曲した曲を作品の中で大切に扱っていただいたり、現場で小声で口ずさんだりしていただいてすごくうれしかったです」と、音楽にまつわる撮影の喜びも明かした。
竹財輝之助「人の不幸でおいしくなるご飯シーンが大好き」
歩夢役の三浦は「この現場でお誕生日を初めて祝ってもらえたことや女装をしたり初めてな演技がたくさんありましたが、楽しく撮影することができてうれしかったです」と回想。「皆さん優しくて面白く、またお仕事ができるように頑張ります!」と語った。
透役の竹財は、「このような攻めた内容の作品に携れて幸せでした」とコメント。「スタッフやキャストの皆様本当にありがとうございました。視聴者の皆様にも届いていると思います」と手応えをにじませた。
さらに、「ひかりさんが楽しそうにうどんを打ち、人の不幸でおいしくなるご飯シーンが大好きで、楽しく拝見しておりました」と、同作らしいブラックな食卓シーンにも触れている。
最終話では、夫・透の家族への裏切り、娘・咲良の音楽プロデューサーへの枕営業、引きこもりの息子・歩夢の奇行、そして明香里の鬼女活動が次々に明らかになり、幸せな家族の仮面が剥がれた星野家の末路が描かれる。家族の醜態が切り抜かれ、炎上が拡大する中、星野家にやって来た訪問者の目的とは何なのか。それは救いか、それとも最後の断罪か。一度晒されたら消すことができないデジタルタトゥーという“現代社会の生き地獄”を描く令和のサイコホラー寓話が、ついに完結する。
【編集部MEMO】
石田ひかりは今回の役について、「ご覧いただく皆さんは、きっと少し驚かれるのではないでしょうか。これまであまり挑戦したことのない役柄で、普段は“良い妻”“良い母”として過ごしているのに、スイッチが入るとまったく違う方向へ暴走してしまう――そんな“表と裏の顔を併せ持つ主婦”を演じます。今は“本当に自分に務まるだろうか”という思いの方が強いのですが、とても面白い役をいただきましたので、全力でぶつかっていきたいと思っています」とコメントしていた。












