櫻井翔:知的な印象とのギャップ!? セブンイレブンのCMが全体トップの「117」を記録

知的な印象から誠実なテーマのCMも多い櫻井だが、1位はユニークな演出のCMだった。

セブンイレブン「揚げ鶏『宇宙人あらわる~ミッション!?』篇30秒」がCスコア117という非常に高い数値を記録した。櫻井といえば、報道番組のキャスターで確立された知的なイメージがあり、商品の効能や信頼性に強い説得力を生み出す力があることから、自己管理・ヘルスケア系のCMへの出演が多い印象だ。しかし、1位を獲得したセブンイレブンのCMで櫻井が演じるのはなんと「宇宙人のコンビニ店員」。このあり得ない設定が、櫻井が持つイメージとのギャップを生み出し、視聴者の興味を強く惹きつけたのかもしれない。

相葉雅紀:親しみやすいキャラクターを生かした演出で視聴者を惹きつける

動物番組や料理番組などへの出演時には、良い意味でアイドルらしからぬ親しみやすさを見せてくれる相葉。誰からも愛されるキャラクターで、食品や日用品など消費財のCMに出演し高スコアを獲得している。

「焼肉のたれ」を美味しそうに食べる姿や、「ソフラン」の清潔感あふれるCMシリーズが上位にランクイン。櫻井と共演しているセブンイレブンのCMで見せるコンビニ店員の姿も様になっている。相葉さんの持つイメージとCMの演出がうまくリンクして、視聴者に刺さっていることがデータにも表れている。

松本潤:“スペシャリスト”なイメージにマッチしたCMが高スコアを獲得

松本潤は、嵐のライブ演出を手掛けることで知られ、こだわりの強さを感じさせるコメントを数多く残している。俳優としてはストイックな役作りで知られるなど、”スペシャリスト”といったイメージを持つ視聴者が多いのではないだろうか。

1位を獲得した「佐川急便『NEXT! SAGAWA 輸出に正解を』篇30秒」の冒頭、スーツ姿の松本が暗闇の中倉庫に向かって歩く後ろ姿はまるでLIVEの1シーンかのよう。配送スタッフがきびきびと動く姿と松本のスタイリッシュな佇まいがリンクする。視聴者が持つ松本のイメージがマッチしてアテンションを獲得できたCMクリエイティブだと言えるだろう。

大野智:活動休止直前の出演CMで見せたコミカルな演技が視聴者を魅了

今回の調査期間の多くが活動休止中だった大野の出演CM本数は3本と少ないものの、そのうち2本が平均を超えるCスコアを獲得している。

1位・2位にランクインしたAJINOMOTO オリーブオイルのCMでは、アメリカの人気アニメーション「ポパイ」とコラボレーション。大野が「さとしポパイ」に扮しポパイの恋人・オリーブと共演している。アニメの世界観を生かして役を演じ切る姿は、大野の代表作ともいえる実写版『怪物くん』での演技を彷彿とさせ、視聴者をくぎづけにした。

こうして5人のCMをそれぞれ振り返ってみると、上位にランクインしたCMには、個々のキャラクターのイメージにぴったりマッチした作品はもちろん、あえてそのイメージを覆すような「ギャップ」を生かした作品も多くランクインしていることが分かる。

イメージ通りの姿に魅了され、あるいは予想外の姿に思わず引き込まれてしまう――。これは、私たち視聴者がメンバーそれぞれの「個性」や「らしさ」を、あらかじめ深く認知しているからこそ成立する現象だ。

特定の層だけでなく、日本中の幅広い年代にまで5人のキャラクターがしっかりと浸透していることこそが、嵐が名実ともに「国民的グループ」と呼ばれ、愛され続ける理由なのではないだろうか。

これからそれぞれの道を歩んでいく5人が、個々のフィールドで魅せる新たな輝きにも、引き続き大注目だ。