• (C)カンテレ

    (C)カンテレ

――今回の作品に関わることで、社会や政治に対する見方が変わってきた部分はありますか?

黒木:さらに興味を持てるようになりました。選挙の裏側も知れて面白いですし、あかりさんが純粋に驚くことが、私自身が普段の生活で感じていたことだったりもして。茉莉とあかり両方の視点から政治を見られるのも面白いですよね。

野呂:「政治は生活」だけど、みんながどれだけ声を上げても変わらないって感じるもどかしさは、みなさんあると思うんです。変わりたいという気持ちが相当みんなの中に溜まっている。そんな中で、撮影している側として、壮大なことは言わないけど、少しでも何か政治に関わる人たちに伝わるといいなと思います。そういう前向きな気持ちや希望に1ミリでもなれたらいいなと思いながらやっています。

「黒木さんでよかった」「野呂さんでよかった」

――ちょっと話は変わりますが、取材前のコメントで「黒木さんが誰も見ていないところでボケている」とありました(笑)

野呂:(笑)。ボケを打つんですよ。

――どんなボケを?

野呂:ダジャレとか、何か一言言ったら返すボケとか、いろんなジャンルをお持ちで(笑)。それをツッコんでもらえる時もあれば、誰もツッコまない時もあるんです。私、ずっと横にいるから、それが面白くて(笑)

 黒木さんとずっとお仕事されているスタッフさんは、接し方が分かっていらっしゃるみたいなんですけど、最初に見た時は「これを放っておくの!?」ってびっくりしました(笑)。でも「あ、それでいい人なんだ」「すごく愛らしい人なんだ」というのがさらに分かりました。

黒木:野呂さんといると楽しくて、ついついふざけすぎちゃう時があります(笑)

――黒木さんから見た野呂さんの現場での様子はどうですか?

黒木:真面目で、お芝居に対してもすごく真摯(しんし)で、どんどん吸収されていく姿も素敵です。一緒にふざけてくれる時もあってうれしいです。撮影が続いて疲れている時の野呂さんも見ていたいんですよね。「疲れてる、頑張ってるな」って(笑)。一挙手一投足が気になっちゃうから、ついつい見ちゃいます。

――撮影を重ねて、お芝居の面でも変化は感じていますか?

野呂:あかりとしての自分も、私自身も「しっかりしてきたな」みたいな感じがありますね。セリフにもあるんですけど、ちゃんと成長してきたなって思います。

――最後に、バディを組んで時間を重ねてきた相手への一言をお願いします。

野呂:「黒木さんでよかった」しかないです。本当にそれに尽きます。黒木さんに相談したいなって思って、聞いたら本当に受け止めてくれて。日々の感謝も込めて、ほんとに黒木さんで良かったなと感じています。映像を見ても改めて思えて、本当にうれしいです。

黒木:私も、「野呂さんでよかった」と感じています。なんだか、毛布にくるまれている気持ちになるんです。野呂さんという存在が、幸せです。

●黒木華
1990年3月14日生まれ、大阪府出身。2010年にNODA・MAPのオーディションに合格し舞台デビュー。12年のNHK連続テレビ小説『純と愛』でドラマ初出演を果たし注目を集める。14年、映画『小さいおうち』(山田洋次監督)で、第64回ベルリン国際映画祭・最優秀女優賞(銀熊賞)を日本人最年少の23歳で受賞。今年の待機作に映画『マジカル・シークレット・ツアー』(6月19日)と『時には懺悔を』(8月28日)、7月15日より主演舞台『N O R A』。『銀河の一票』でカンテレ制作ドラマ初主演となる。

●野呂佳代
1983年10月28日生まれ、東京都出身。AKB48・SDN48の元メンバーで、SDN48ではキャプテンを務めた。卒業後はバラエティ番組を中心に活躍し幅広い知名度を得る。近年は演技の仕事が急増し、2024年は大河ドラマ『光る君へ』、ドラマ『アンメット』『西園寺さんは家事をしない』など複数作に出演。25年は1月期から全クールドラマ出演を果たした。『銀河の一票』では、政治素人のスナックのママ・月岡あかり役で主人公の相棒をつとめる。

【黒木華】
スタイリスト:山本マナ
ヘアメイク:下永田亮樹

【野呂佳代】
スタイリスト:MaiKo yoshida
ヘアメイク:MAKI
衣装:シャツジャケット、スカート(ル フィル)、サンダル(チャールズ&キース/チャールズ&キース ジャパン)、ピアス(ラブ・エージェイ/ZUTTOHOLIC)、ブレスレット、リング(ワンエーアールバイウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)