アイドルグループ・Snow Manの佐久間大介とお笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀が出演する日本テレビ系バラエティ番組『サクサクヒムヒム ☆推しの降る夜☆』(毎週土曜23:30~)が、18日に放送された。
世界中のあらゆる“推し”の魅力を学ぶ同番組。今回は、つけ麺に次ぎブームとなっている「油そば」を深掘りした。
昨年、ラーメン店の倒産件数が史上最多となる中、油そば店は急増中で、都内各地で“油そば戦争”が激戦化している。実は発祥は東京の武蔵野エリア。昭和30年ごろに、もともとラーメン店のまかないとして誕生した(※諸説あり)油そばは、学生向けの安価でボリュームたっぷりな麺料理として親しまれていたという。
そして2000年ごろからのつけ麺ブームで、麺が主役のスタイルが確立し、現在の油そばブームに発展。ラーメンをはじめ、麺類大好きな佐久間は「チェーン店とかでも油そばの店に行った時に、麺からめちゃめちゃ卵のニオイするんですよ。そのニオイがまたいいなって思ったりすることもあるんで」と、普段から油そばも好んで食べていると語る。
海外に出店しているチェーン店もあり、いままさに油そばは日本のソウルフードとして広がりつつあるが、なぜこんなにも人気になっているのか。
推しの魅力を教えてくれるキャラクター“おしつじさん”は、“油そば声優”の香坂さきと、現役の公務員で麺類好きとして知られる“ラーメン官僚”こと、かずあっきぃさんが担当。香坂はこれまで全国320店舗以上の店を巡った経験があるそうで、自身のSNSに日々油そばの写真を載せるほど油そばのとりこになっている。そして、かずあっきぃさんも、これまで2000食以上の油そばを食してきた筋金入りの油そばマニアだ。
香坂の油そばだらけのSNSを見た佐久間は「香坂さんのインスタなんですけど、声優ってもう少し顔出すもんなんだけどな、最近は特に」と、その油そばだけが載せられた異様ともいえる写真の数々に驚きを隠せない。
現在店舗数を急速に増やしている油そば店だが、その理由について、かずあっきぃさんは「油そばはラーメンやつけ麺と違ってスープがありません。なので寸胴でスープを作る必要がないんですね」「作るのも簡単なので、タイパもいいので」と解説。狭いスペースで運営できることと、短時間で調理できる手軽さが、店側のメリットでもあり、コストが抑えられる分、安く提供できることで客側にもメリットがあるという、まさにwin-winの関係なのだ。
この仕組みに、日村は「なるほど、よくできてる」と納得。こうしたコスパの良さだけではない油そばの魅力を一気に深掘りする。
推しポイント(1)【おしつじ流!油そばのおいしい食べ方】
おしつじさん流のこだわりの食べ方、それはとにかくよくかき混ぜることなんだそう。箸で天地を返すように、多くの麺を持ってグルグルグルと、タレが底に残らないくらい徹底的にかき混ぜる。さらに、タレが多めの場合はチャーシューを底に隠してシミシミにすると幸福感がマックスに。
そして今回、香坂の行きつけだという東京・桜上水にある「あぶら~亭」の油そばがスタジオに登場。佐久間は「ラーメン好きの友達と車で走っている時に、あそこうまいやつだよって、めっちゃいわれたんですよ」「ここ知ってるぞ!」と前から気になっていた店であることを告白する。
普段はメディア取材などを断っているという同店だが、常連の香坂の力で特別に出演協力してくれたということで、サクヒムは「香坂さんありがとうございます、ほんとに!」「ありがとう、香坂さん」と感謝し、口いっぱいに油そばを頬張る。
日村は「これはうまいな」「うますぎる」と、油そば界のレジェンドともいわれる随一の味に感動。佐久間も「バランスが死ぬほどいいっていう。旨みを食ってるっていう」「うまい、塩分が丁度いい」といいながら、無心で箸を進めていった。
推しポイント(2)【卓上調味料で自分好みの味に変化】
“おしつじさん”たちの解説をよそに、「あぶら~亭」の味に魅了され、箸を進め続けるサクヒム。食べ終わりそうな勢いに、香坂は「あ、ではちょっとお二人! ストップしてもらっていいでしょうか?」と焦って止めに入り、「ここが最大の特徴、無限味変でございますので」と、油そばの醍醐味である“味変”を勧める。
佐久間は「そうだった、あぶね~」「うますぎてそのまま(全部)食っちゃうとこだった」と焦り、日村も「3分の2以上食べちゃってる」と、自分らが無心で食べ続けていたことにハッとした様子。
そこで実際に「あぶら~亭」に用意されている5種類の卓上調味料を使って味変を楽しむことに。佐久間は「いきたくなるのは、僕は酢なんですよ」「でもいつも迷うのは、ラー油と酢、順番マジ迷います」と味変の順番に頭を悩ませる。
そんな卓上調味料の順番には実は“正解”が。かずあっきぃさんが解説する味変方法に、日村も「なるほど、理にかなってる」と納得した。
推しポイント(3)【油そばの概念を超えた…進化系油そばがスゴすぎる】
ベーシックな油そばのほかにも、最近では油そばの概念を超えたおしゃれな“進化系油そば”が続々と誕生している。かずあっきぃさんは、自由が丘にある「Dad's Ramen 夢にでてきた中華そば」という店を紹介。
ここの麺は一風変わっており、細麺や、モチモチとしたイタリア麺、超極太手打ち麺が一度に楽しめる「しおにぼしOilそば」というメニューがある。見たことのない斬新なビジュアルに、日村は「なにこれ? 麺がスゴいよ」「なんじゃこれ」「わぁ~食べたいこれ」と興味津々だ。
さらに香坂は、錦糸町にある「中華そば 満鶏軒(まんちーけん)」をレコメンド。メニューの「フォアグラ油そば」は、その名の通り、外はカリっと、中はトロッと柔らかいフォアグラの乗った一品。フレンチとの融合という新しいスタイルの油そばに、佐久間は「うわ~大好き」「これはヤバい」と、食欲をそそられる。
そして、スタジオにはこの日2品目となる油そばが登場。スタジオに運ばれたのは、かずあっきぃさんがおすすめする秋葉原の「麺ZINさいとう」の進化系油そばだ。和牛のチャーシューや、生のパン粉、赤玉ねぎなどがアクセントとして使われており、全体的に洗練されたスタイルの油そばとなっている。そして、卵黄を使ったメレンゲも一緒についてくるので、メレンゲに麺を浸すことでつけ麺のように食べることも可能なのだそう。
トリュフオイルの入ったメレンゲに、佐久間と日村は「あ、ニオイがスッゲェおしゃれなニオイする」「高級焼肉店のニオイする」と興奮。その未知の味わいに日村は「うわぁ、うっま」「マジでびっくらこいたこれ」と度肝を抜かれる。佐久間も「これマジうまいですね」と夢中に。
最後に香坂が「なぜ、油そばがこんなにも推されているのか、お二人分かっていただけましたでしょうか?」と問うも、サクヒムは返事もせずに夢中で油そばを口に運び、すっかり油そばの魅力にハマっていた。
TVerでは、地上波未公開シーンを含む特別版が配信されている。
【編集部MEMO】
『サクサクヒムヒム』では特番時代から、「おぱんちゅうさぎ」「ストリートファイター6」「和山やま」「麻辣湯」「マネスキン」「パンどろぼう」「アオアシ」「ラーメン二郎」「サモエド」「平成女児ブーム」「シルバニアファミリー」「リロ&スティッチ」「BE@RBRICK(ベアブリック)」「韓国コンビニ」「小田切ヒロ」「Naokiman」「マインクラフト」「隅田川花火大会」「味仙」「伊藤潤二」「刃牙(バキ)シリーズ」「HANA」「快活CLUB」「ARG」「コジコジ」「551蓬莱」「坂元裕二」「ユニクロ」「ぺえ」を深堀りしている。
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