「お笑い界が前に進む瞬間を、ぜひご覧ください」――霜降り明星・粗品がそう呼びかけるフジテレビ系特番『ツッコミ芸人No.1決定戦 ツッコミスター』が、23日(21:00~)に放送。ツッコミ芸人12人が、ワードセンスと瞬発力だけで頂点を争う。
粗品がMC、出場者選定・お題考案・審査も担当
同番組は、霜降り明星の粗品がMCを務める、“ツッコミ”に特化した大型お笑い特番。粗品自ら出場者の選定からお題の考案、さらに全審査までを担い、腕利きのツッコミ芸人たちが、己のワードセンスと瞬発力だけを武器に激突する。
プレーヤーとして登場するのは、Aブロックに赤木裕(たくろう)、伊藤俊介(オズワルド)、檜原洋平(ママタルト)、町田和樹(エバース)、村田大樹(ド桜)、ワキユウタ(ゼロカラン)、Bブロックにガク(真空ジェシカ)、さくらい(三遊間)、谷拓哉(パンプキンポテトフライ)、トンツカタン森本、新山(さや香)、前田龍二(シモリュウ)の12人。
観覧ゲストには、金城碧海(JO1)、佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)、瀧本美織、花澤香菜、渡邉美穂が出演する。
審査は粗品1人「スター」「ノットスター」「マイナスター」
審査を担当するのは粗品ただ1人。手元のタブレットで、「スター」(1点)、「ノットスター」(0点)、「マイナスター」(マイナス1点)というシビアな評価を下していく。
さらに、粗品を本気でうならせた“とんでもなく面白いツッコミ”には、その時点で勝ち抜けが決まる一撃必殺の「ゴールデンスター」が与えられる。いつ飛び出すか分からない「ゴールデンスター」の存在が、スタジオに独特の緊張感をもたらす。
芸人たちに課されるのは、粗品自らが考案した“何の変哲もない素材にツッコむ”という過酷なお題。モニターに映し出される「海松茶」や「赤銅色」といったただの“色”、「192」「991」といった“数字”に対して早押しでツッコむほか、浜口京子やガチャピンなどが登場する「5秒動画」へのツッコミも展開される。
準決勝では、手元のタブレットで画像を自由に操作してツッコむ「ズームイン」や、ただの「図形」「人物」といった難題も登場。発想力とオリジナリティーが極限まで試される。
決勝は時間無制限、一撃で即優勝
過酷な予選と準決勝を勝ち上がった2人が激突する決勝戦は、時間無制限の早押し形式。判定は「ゴールデンスター」か「ノットスター」のみで、先に「ゴールデンスター」を獲得した者が、そのまま初代王者となる。
また、番組ではツッコミの瞬間の臨場感を届けるため、世界最速のロボットカメラ「BOLT」をバラエティ番組として初導入。ゴールデンスターが出た瞬間の芸人の叫びとスタジオの熱狂を、迫力ある映像で切り取る。
粗品「ツッコミへのリスペクトがあります」
粗品は、“ツッコミだけ”の大会をフジテレビで開催する理由について、「長いお笑いの歴史の中で、芸人におけるボケとツッコミの役割は、なんとなく“ツッコミの方が下”という感覚があったと思うんです。でも今はもうそんな時代じゃない」と語る。
近年はツッコミ芸人がネタを書くこともあり、MCや司会業にとどまらない活躍も目立つ。粗品は「ツッコミ芸人自身が面白いことを言って笑いを生む“腕力”を持っているということ。その剛腕な力を、もっとみんなで面白がるべきなんじゃないかという、ツッコミへのリスペクトがあります」と力を込める。
もともと自身のYouTubeで『ツッコミマン』を展開してきた中で、「この面白い後輩たちをもっと多くの人に知ってもらいたい」という思いがあったそうで、「フジテレビさんから土曜21時という最高の枠をいただいたので、“ぜひやらせてください”という気持ちでした」と明かした。
「ツッコミ芸人の頭の中をのぞけるようなお題」
今回の大会について、粗品は「明確なボケに対して正解のツッコミをする大会ではありません」と説明。「何でもないものや、ボケていないものに対してツッコミを入れて笑いを生むという、かなり高度なことをやっています」と話す。
色や数字だけを見てツッコむというお題には、「ツッコミってすごく想像力のいる仕事だと思っているんです。色や数字を見ただけで、それをどう解釈するか、どう面白く仕立て上げるか。そういう“笑いを生む腕力”や、ツッコミ芸人それぞれの個性が、普段の大喜利以上に色濃く出ると思っています」と狙いを込めた。
審査基準については、「自分が一番面白くて、自分が一番笑えることを分かっていて、自分が一番このツッコミのことを理解しているので、それに則った基準です」と断言。「皆さんが面白いと感じてもそれが禁忌の技であればノットスターになるし、皆さんは面白くないと感じても、僕が面白いと思ったものはスターをつけています」と、粗品ならではの審査を予告する。
選ばれた12人の戦いぶりについては、「お題を作る段階で、ある程度“こういうツッコミが来るかな”という想定はしていたんですが、その想像を超えるツッコミが何度もありました」と手応え。知名度のある芸人も、まだ広く知られていない芸人も「僕の前では全員が平等で、“ツッコミ”だけで戦う」とし、「本当に面白い芸人は知名度関係なくウケるし、もちろん知名度がある芸人も現状にあぐらをかかず、しっかりこのツッコミという競技でお笑いを取っていく。この構図がすごく印象に残っています」と語った。
最後に、視聴者へ向けて「お笑い界が前に進む瞬間を、ぜひご覧ください」と呼びかけている。
【編集部MEMO】
粗品は、1993年1月7日生まれ、大阪府出身。2013年にせいやとお笑いコンビ・霜降り明星を結成し、ツッコミを担当する。2018年に『M-1グランプリ』で史上最年少優勝を果たし、一躍ブレイク。同年には『ABCお笑いグランプリ』、『ytv漫才新人賞』なども制し、実力派コンビとして注目を集めた。ピン芸人としても高い評価を受けており、2019年には『R-1ぐらんぷり』で優勝。M-1とR-1の両制覇を達成した史上初の芸人となった。
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