秋になると、子どもたちが夢中になるどんぐり拾い。そんな微笑ましい光景を利用したユニークな取り組みが、茨城県の「日立市かみね動物園」で注目を集めています。その名も「どんぐりポスト」!! いったいどんなポストなのでしょうか?

カバの前にある「どんぐりポスト」。10日間でこんなに溜まりました!みんな拾ってくれてありがとう。動物たちのおやつにします。まだ設置しているので、どんどん拾って入れてね。(園外のものは農薬や病気の心配があるので、園内で拾ったものを入れてください。)
(@HitachiCity_Zooより引用)

  • 日立市かみね動物園「どんぐりポスト」

    日立市かみね動物園「どんぐりポスト」

「どんぐりポスト」とは、園内で拾ったどんぐりを動物たちのおやつとして活用するための専用ポスト。どんぐり拾いを来園者に頼むというアイデアが素晴らしい。設置からわずか10日間でいっぱいになるなんて、大成功ですね!!

この取り組みがSNSで紹介されると、「何これすんごい可愛いシステム」「これは天才。こんなの設置されてたら拾うし入れるよね」「どんぐりを拾いたい子 どんぐりを持ち帰りたくない親 どんぐりを食べられる動物たち 綺麗になる動物園 これこそWin-Win-Win-Winの最高のシステム!」「ど、どんぐり拾うためだけにこの動物園に行きたい」と大絶賛。執筆時点までに7.5万ものいいねが寄せられています。

  • 日立市かみね動物園「どんぐりポスト」

    日立市かみね動物園「どんぐりポスト」

嬉しそうにどんぐりを拾う子どもたちを見ていると、ほっこり癒されるのですが、忘れた頃にポッケやカバンの中から虫が出てきてビックリ! なんてこともありますよね。どんぐり拾いはさせてあげたいけれど、おうちに持ち帰るのはちょっと……。「どんぐりポスト」は、そんな親心にも寄り添った取り組みとなっているようです。

また、園外で拾ったどんぐりには農薬や病気のリスクがあるため、園内で拾ったもののみを入れるよう呼びかけているのも、動物たちへの愛情が感じられてほっこりしちゃいます。動物たちの健康を守りながら、子どもたちの好奇心と優しさを育む「どんぐりポスト」。みなさんも、楽しんでみてはいかがでしょうか?