NEWSの加藤シゲアキが3日、YouTubeチャンネル『中尾明慶のきつねさーん』にゲスト出演。芸能人のSNSについて持論を語った。

  • 山田孝之

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加藤シゲアキがSNSをはじめた理由「いらないと思ってることを確認するため」

SNSに対し、「俺はマジでいらないと思ってる」とキッパリ語った加藤。「俺らみたいなタレントとしてやってる人たちは、プラスで働くことがないと思ってる」と話し、「SNSって基本的に短い言葉でわかりやすく伝える。そういうのが、多くのタレントはきっと得意じゃない」と想像。続けて、「別にお金にならないじゃん」と本音を語り、「お金にならない仕事で、自分たちの仕事を侵す可能性が結構ある」と指摘した。

また、インスタグラムやXをはじめた理由を、「いらないと思ってることを確認するためにやってる」と語った加藤は、「“宣伝効果がない”ってわかったら、やめようと思ってる。やってないのに言えないから。今のところ、40歳の誕生日で全部やめようと思ってる」とも。SNSを通し、「PR案件とか、お仕事になる可能性があるのは一つ大きかった。SNSでつながって、タレントさんと交流があったりすると、これは面白いなって」というメリットも感じたようだが、「でも、めっちゃ少ないじゃん。その面白さ」といぶかしげだった。

続けて、「芸術って、数字じゃない」と前置きしながら、「フォロワーとか、そういうものにすごい縛られちゃう。フォロワーを増やそう! とか。だから、俺は増やさないように頑張ってる」とSNSに振り回されないスタンスを強調。俳優業についても、「フォロワーが多いだけの俳優を使って話題にするとか。じゃあ、フォロワーが少ない良い役者はダメじゃんってなるの? なわけない。フォロワーが本人の価値じゃないのに、そういう風にされてしまう可能性がある」としながら、「だんだんそうなりつつあるなって思う」と危惧した。

自身と同じ考えを持つ人物として、過去にインスタグラムのアカウントを削除した俳優・山田孝之を挙げた加藤。「本人も言ってたんだよね。“フォロワーが多い少ないが、俳優の価値になることがおかしい”って」と打ち明け、「売り上げがすべてじゃないじゃん」と吐露。「最終的には全部やめて、ファンクラブだけでいいと思ってる。やっぱり応援してくれるファンの人を一番重要視したい。モノが増えると分散する」と熱い思いを語ると、中尾明慶は、「向き合い方が面白い」と感嘆していた。

コメント欄には、「SNSへの考察が鋭くて感動した」「とても共感」「その考えわかります」「めちゃくちゃ見応えある回やった…!」「ファンを大事にしてくれるシゲがほんとに大好き」など称賛する声が上がっている。

【編集部MEMO】
中尾明慶は、2020年3月にYouTubeチャンネル『中尾明慶のきつねさーん』を開設。共演者との交流や爆買い企画、撮影現場の密着、近況報告などこれまで600本以上の動画を配信し、チャンネル登録者数は85万人、累計再生数は2億8,000万回を超える人気チャンネルに。息子の“トカゲくん”もサングラス姿で度々登場している。