――記者会見のあと、庄司さんのことが気になって、いろいろ検索したんです。そしたら、小説を投稿されているnoteを見つけて。
はい。
――安易に難しい言葉を使っていないといいますか、とても読みやすい文章で、でもハッとするような表現もあって。
いやいや。駄文なんですけれど、ありがとうございます。
――小説の文章もそうなのですが、会見やインタビューで、庄司さんは読み手のことをすごく考えながら、お話してくれている気がしたんですよね。
1人のときはあまり多くを考えないですが、それこそ風間さんとの記者会見もそうですし、ほかの取材でも、複数名でお話する機会をいただいたときは、同じ作品について話すとなると、一番面白かったところはどこですか、イチオシのポイントはどこですかという質問に対しての答えって、結構被るじゃないですか。
でも、それって、せっかく足を運んでいただいて、記事を書いてくださる記者の方に対して、失礼とまでは言わないですけど、ちょっと悲しいかなとも思う。読者目線に立っても、いっぱい記事があって、読んでみたら、全部同じ内容だったとき、僕だったらがっかりするなと思うので、実は同じ内容を言ってるんだけど、言葉を変えたり、みんなが言いたいゴールは一緒なんだけど、ちょっと寄り道をしたり。そういったことは考えています。
ただ、あまりに難しい言葉を使うと、それはそれで意味が分からなくなるじゃないですか。ほっとした気持ちになると言うときに、愁眉(しゅうび)を開くって言い方もありますけど……
――難しいです(笑)!
そうですよね(笑)。でも、知識として入れておいて、その表現を選ばないというのも、必要な判断かなと思っています。
勉強を続けるための方法も教えてもらった
――庄司さんは英語が堪能で、今はフランス語や中国語を勉強されているとか。語学の魅力は、どのあたりに感じてらっしゃいますか?
知らない文化に触れられることだと思います。もちろん語学自体の面白さはあるんですよ。音がいいとか、日本語でたくさん聞いていたものが英語だったという発見とか。そういう面白さもありますけど、それ以上にやっぱり言語というのはアイデンティティの1つで、その裏側に文化や伝統、そこに暮らしてきた人たちの歴史があるわけで。
以前、ミラノに行ったときに、一緒のホステルにいたエジプトの子が、最近の若い人は固有の言語をもう持っていなくて、みんな英語を話せるという話をしていたんです。要は、グローバル化に対応してるというポジティブな面と同時に、彼らは固有の言語を話さないようになっていると。
だから、浩平は日本人で、日本語があるっていうのはアイデンティティの1つなんだよっていう話をしてもらったときに、言語理解とともに、その言語の裏側に隠されてるものも知ることができるということに、魅力を感じるようになりました。
――個人的な話なのですが、最近、大学生ぶりにTOEICの勉強をしていて。ただ、なかなか思うような点数が取れなくて……。
TOEIC、難しいですよね。
――まず、モチベーションを保つのに苦労しているのですが、英語の勉強ってどうしたら楽しく継続できるのでしょうか。
僕もあらゆる教科が好きだったわけじゃないですし、苦手教科も当然あったので、偉そうなことは言えないですけど、英語に関しては楽しくやってたので、それについて強いて言えば、好きなジャンルを持つことだと思います。要は、勉強っぽくならないジャンルを持つ。僕はバスケットボールが好きなんですけど、試合を観ていると、実況が流れてきたり、ハーフタイムとかタイムアウト中、選手やヘッドコーチのインタビューが挟まるんですね。
今は、日本人NBA選手が増えたおかげで、日本の媒体も入りますが、10年くらい前は、自分で見聞きしないと、キャッチできなかった。でも、それって勉強じゃないんです。バスケが好きで、見たくて見て、聞きたくて聞いてるから、苦じゃない。何時間でも見られるし、聞ける。やっぱり机の上でずっと勉強しているのは苦しいじゃないですか。だから、歌だったら歌でもいいですし、英語に触れられるけど、半分は遊びのように楽しいものを見つけられると、勉強は楽しく継続できるかなと思います。
――ご助言ありがとうございます。早速、参考にさせていただきます。では、最後に改めて、ドラマ『40までにしたい10のこと』のこれからの見どころをお願いします。
タイトル通り、やりたいことリストを叶えていくというところに焦点が置かれますけど、それ以外にも、2人には会社での仕事や、お互いの暮らしがあって。そういった、原作では描き切れない脇道のところにも、ドラマでは結構いっぱい触れています。
ずっとフィーチャーされるわけじゃないですけど、そういった些細な部分も注目していただけると、より物語に深みが出るのかなと思うので、そういった部分にも目を配っていただけると、制作陣のみんなも喜びます(笑)。
庄司浩平
1999年10月28日生まれ、東京都出身。2020年、『魔進戦隊キラメイジャー』(テレビ朝日系)でテレビドラマ初出演を果たす。2022年『Yohji Yamamoto POUR HOMME 22-23AW COLLECTION』でパリコレデビュー。現在放送中の『仮面ライダーガヴ』(テレビ朝日系)に3号ライダー仮面ライダーヴラム/ラキア・アマルガ役でレギュラー出演するほか、『NHK俳句』(Eテレ)にもレギュラー出演中。



