ロックバンド・THE ALFEEの高見沢俊彦が、日本テレビ系大型音楽特番『THE MUSIC DAY 2025』(5日15:00~)の本番前に取材に応じた。今回THE ALFEEは「星空のディスタンス」を、習志野高等学校吹奏楽部の60人以上とのコラボレーションで披露する。

  • THE ALFEE

――高校野球での応援歌として 「星空のディスタンス」を使用し話題となった習志野高等学校吹奏楽部とのコラボレーション。今日のステージでの注目ポイントを教えてください。

吹奏楽部の皆さん、迫力がすごいです。あとは“孫の世代”と僕らの世代のコラボはなかなかないですからね。「音楽は年齢は関係ないな」「同じものを共有できるんだな」と改めて感じました。

――高校生の皆さんについて、リハーサルの様子などで印象に残ったことはありますか?

皆さん、かつて僕らがあったものを持っていますよね。これからまだ未来が見える、みたいなエネルギーを感じます。彼女ら・彼らにはすごくまっすぐな未来がある。そんな気がしましたね。なんだか寿命が延びた気がします(笑)。

――最初に高校野球の応援歌として「星空のディスタンス」が使用されているのを聴いた時の印象はいかがでしたか?

初めて聴いた時「こんなふうになるんだ」と。まさか吹奏楽部でこんなに迫力があって、応援歌として成立するなんて、アレンジした先生方も素晴らしいと思うんですけど、自分たちの曲があのように生まれ変わったのは本当に光栄で嬉しかったですね。

――今年の『しゃべくり007』でも紹介させていただいた、Z世代からの人気についてはどのように捉えていますか?若い世代からの反応で印象に残ったことがあればお教えください。

『しゃべくり007』で「そうなんだ」という認識を持って、あのあと4月からツアーに出たんです。そうしたらやはり、初めて見る方が圧倒的に多かったんですよ。ツアーをやって全国を回ってきて、若い世代の方がすごく盛り上がっているのを見て、「本当にそうなんだ」と腑に落ちました。もちろん前々から来てくれる方・ずっと応援してくれる方もいらっしゃいますし、若い方も多かったので、(Z世代からの人気が)「本当だったんだな」というのは確信しましたね。

――昨年のデビュー50周年イヤーを経て、51年目に突入された今考える、皆様が長く活動を続けられる秘訣をお教えください。

秘訣ってね、よく聞かれるんです。50年ずっと新曲を出し続けることも一つの持続する力にもなりますよね。昔の曲もそのままずっと持続しているわけですから、懐メロにはならないというか。常に新しいものを作っていくという気持ちは、長く続けていくには必要なことかなと僕は思います。決して「星空のディスタンス」だけじゃないんですよ(笑)。あとはやっぱりメンバーの性格もありますね。“高見沢・坂崎・桜井”だったから長く続いているというのもありますよね。

――最後に、改めて視聴者の方へのメッセージをお願いします。

THE ALFEEは昭和・平成・令和と三つの世代を生き抜いてきたバンドです。言い換えれば、明治・大正・昭和と、そう考えるとものすごく長い時間になりますので、こういったバンドもいるということですね。「まだ頑張ってるよ」「音楽は年齢でやるのではない」と、ツアーや番組でこれからも頑張っていきますので、よろしくお願いします。

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