元プロ野球選手で野球解説者の前田智徳氏が、YouTubeチャンネル『ダグアウト!!!』で5月23日に公開された動画「お二人がヒーローインタビューで困ったことは!? 前田智徳さんが引退について真剣に語ります!」に出演。引退するまでの裏話を明かした。
引退までの裏話を前田智徳氏が語る
1995年にアキレス腱断裂の大ケガを負い、古傷を抱えながらプレーを続けたことでも知られている前田氏。晩年はとくに悩みが多かったようで、「ケガばっかり多くて、プロレベルにない。それがストレスで毎年『すいません、今年限りで』って言ってたんですよ」「4、5年言ってたんじゃないですかね」と、引退をオーナーに直訴していたことを打ち明ける。
晩年は代打での出場がメインとなり、3年目以降は代打でも結果を残すようになったが、それでも、死球を受けて左手首を骨折したことが結果的に後押ししたようで、「ずっとそっから(引退が)伸びて伸びて、最後これで『これでもうイケる!』と思って」「最後、『よし、これで楽になれる』と思ったんですよ」と、その時の胸中を告白。
続けて、「でも、それも3回目に行ってやっと許してもらったんです」「手術して、2回行って、3回目に『しょうがないな』って言っていただいたんで」と、骨折後もお願いを重ねたことで、ようやく引退を認めてもらえたと振り返っていた。
【編集部MEMO】
『ダグアウト!!!』(BS10 毎週月曜22:00〜)は、プロ野球選手・OBたちが「ダグアウト」(試合中に監督や選手が待機するベンチ)で話すような球界のアレコレを語る野球トークバラエティ番組。自分が一緒にプレーしたい選手を選ぶ「俺のベスト9」、子どもたちからの野球に関するさまざまな質問にゲストが直球で答えていくコーナー「教えて! 野Q塾」など、野球好きにはたまらない企画が見どころ。