JR北海道は16日、札幌駅高架下商業施設「パセオ」(2022年9月に営業終了)について、2025年秋頃からリニューアルエ事に着手し、2028年冬頃に新商業施設の開業をめざすと発表した。
同社は札幌駅周辺商業施設(「パセオ」「サツエキBridg」と在来線札幌駅エキナカ商業施設)および札幌駅周辺再開発事業について、駅と地域のにぎわいを創出すべく、北海道新幹線札幌開業時期にかかわらず、できる限り早期の開業に向けて検討を進めているという。
北海道新幹線(新函館北斗~札幌間)の札幌駅部工事に伴う高架下施設支障のため、2022年9月に営業終了した商業施設「パセオ」について、札幌駅の新たなシンボルとなる新商業施設として2028年冬頃の開業をめざし、2025年秋頃からリニューアルエ事に着手する。
新商業施設では、「食」(食物販・飲食)の強化や駅立地を生かしたゾーニングと新業態の導入などにより、日常使いから国内観光客・インバウンドまで幅広い層に利用してもらえる施設をめざす。デザインについては、のびやかな札幌の大地と北の大地の息吹を映し出す歩いて楽しく心地よいデザイン、場所の記憶を未来に受け継ぐタイムレスでサスティナブルなデザインを予定しているとのこと。
ショップ数は約200店舗、売場面積は約1万6,500平方メートルを予定。新たな商業施設名は未定となっている。2025年秋頃、テナント募集説明会を開催(予定)する。