JR四国とJR西日本は26日、ゴールデンウィーク期間中に多くの利用が予想される5月3~6日の4日間、全編成を岡山駅発着で運転する特急「しおかぜ」について、指定席の両数を例年よりさらに拡大すると発表した。8両編成のうち6両を指定席車両として運転するとのこと。

  • 岡山駅発着で運転される特急「しおかぜ」

特急「しおかぜ」はおもに岡山~松山間で運転され、車両はJR四国の8000系または8600系を使用。一部列車を除き、通常は宇多津駅または多度津駅で高松駅発着の特急「いしづち」と分割・併結を行うが、多客期は分割・併結を行わず、全編成を「しおかぜ」として岡山駅まで運転(高松方面は宇多津駅または多度津駅で「いしづち」へ乗換え)する。

2025年のゴールデンウィーク期間も、4月26~29日と5月2~6日の計9日間、下り「しおかぜ5・7・9・11・13・15・17・19・21・23・25・27号」と上り「しおかぜ6・8・10・12・14・16・18・20・22・24・26・28号」を対象に、全編成を岡山駅発着で運転。5月3日のみ、下り「しおかぜ3号」と上り「しおかぜ4号」も全編成を岡山駅発着で運転すると発表していた。いずれも全編成を岡山駅発着で運転する日は8両編成(8000系または8600系)となる。

今回、ゴールデンウィーク期間中の5月3~6日はとくに多くの利用が予想されることから、全編成を岡山駅発着で運転する「しおかぜ」について、指定席の両数を拡大(「しおかぜ3・4号」は5月3日のみ)。5号車を自由席から指定席に変更することで、8両編成のうち6両(8000系・8600系ともに1~5号車と8号車)を指定席として運転することとなった。「今年のゴールデンウィークは、確実にお座りいただける指定席をお早めにご予約のうえ、快適に旅行や帰省にご利用ください」とのこと。なお、車両形式・両数等は急遽変更となる場合がある。