京成電鉄は20日、今年度の鉄道事業設備投資計画について発表した。2026年度の投資額は、昨年度実績比216億円増(62%増)となる総額566億円。車両関係では、3200形を新たに7編成(42両)導入すると明らかにしている。
3200形は「人や環境にやさしいフレキシブルな車両」をコンセプトに新造された車両。輸送需要に応じて編成車両数の変更が可能な構造を採用しており、走行エネルギーの効率的な使用により、環境負荷の低減を図ることも意図されている。
外観は京成電鉄の伝統といえる赤と青のカラーリングを踏襲。正面貫通扉を中央に配置し、連結運転時に常時通り抜けられる構造とした。車内は各車両に車いすスペースまたはフリースペースを設けたほか、車内非常通話装置と防犯カメラ装置を連動させ、緊急時に乗務員が迅速に対応できるようにしている。制御装置に最新の半導体を使用したSiC-VVVF制御装置を搭載。既存の3500形と比べて電力消費量を約69%削減したという。
京成電鉄は今年度、成田空港のさらなる機能強化に向けた対応として、宗吾車両基地拡充工事計画における新工場建設工事を推進。押上~成田空港間を結ぶ予定の新型有料特急に関して、2028年度の運行開始をめざし、車両製作を進めるとしている。あわせて「スカイライナー」と新型有料特急専用の成田スカイアクセス新線整備(複々線化)、成田湯川~成田空港間の単線区間の複線化、空港駅機能の改善に向けた計画の検討も進めるとのこと。
