2月1日に放送開始となるNHK総合のドラマ『リラの花咲くけものみち』(毎週土曜22:00~ ※全3回)は、北海道の大自然を舞台に「いのち」と向き合い、獣医師を目指す青春物語。高校を卒業したばかりの若者が北の大地でそれぞれの夢を追いかけ、奮闘する姿を描く。
當真は主人公の岸本聡里(山田杏奈)と寮で同室となるルームメイトの梶田綾華を演じた。綾華ははじめ聡里と衝突するが、お互いの境遇を打ち明けるうちに親友となっていく。高校を卒業して新生活をスタートさせた綾華と、実生活に重なる部分もある等身大の役どころだ。
「最初は聡里に対して当たりが強いのですが、ただ意地悪をしているのではなく、自分の抱えているコンプレックスへの不安もあった。その焦りの気持ちから強く当たってしまうので、そこを意識して演じました」
ドラマの撮影のため、人生で初めて北海道を訪れた。「北海道は雪というイメージがあって。あとはすごく広い。撮影で訪れた時期は10月だったのでまだ雪はなかったですが、お邪魔した大学の敷地がとても広くて。そこが印象的でしたね。山田杏奈さんが現場にお寿司を差し入れしてくださって、『これが北海道の海鮮…!』と思いながら食べていました」と思い出を語った。
初共演となった山田については「年齢も経歴も先輩ですが、その先輩を感じさせないすごく優しい方。待ち時間にもたくさんお話させていただきました。私が演じる綾華が聡里に自分の気持ちをぶつけるお芝居では、山田さんのセリフと表情に心打たれました。こもっている気持ちがとても強くて…。言葉に心が乗っているのはとても大事なことなんだと学びました」と刺激を受けた様子。
ドラマでは若者たちが右も左もわからない中、初めてのことに挑戦する姿が印象的に描かれる。最後にこれから挑戦したいことを聞くと、「アクション」との回答が。
「自分が成長できるかわからないけど、アクションをやってみたい気持ちがあるので、必ずどこかで挑戦したいです。体を動かすことはそこまで苦手だと思っていないのでやってみたいなって。中学生のときはテニス部にいたけど、運動はそれっきり。どうなるかわからないけどやってみたいです」と、夢は広がるばかりだ。
2006年11月2日生まれ、沖縄出身。2020年10月にスカウトされ、2021年7月にデビュー。2022年1月期に『妻、小学生になる。』(TBS系)でテレビドラマ初出演を果たし、同年12月公開のアニメーション映画『かがみの孤城』でヒロイン役に抜擢され、声優初挑戦。2023年には大河ドラマ『どうする家康』『大奥』に出演、2024年『ケの日のケケケ』(ともにNHK)でテレビドラマ初主演を飾る。待機作に映画『おいしくて泣くとき』(4月4日公開)など。