JR貨物は26日、「令和6年能登半島地震」により発生した石川県内災害廃棄物の輸送を9月25日から開始したと発表した。環境省と石川県の要請に応じた東京都、川崎市、横浜市の支援表明を受け、JR貨物は石川県内災害廃棄物の首都圏へ向けた輸送について、関係者と調整してきたという。
鉄道コンテナで災害廃棄物を輸送する準備が整ったことを受け、9月25日に初回の集貨が行われ、列車が出発した。発駅は金沢貨物ターミナル駅、着駅は隅田川駅(東京都荒川区)と東京貨物ターミナル駅(東京都大田区)。輸送品目は可燃物で、使用コンテナは12フィートのUM8A形と20フィートのUM13A形。東京都と川崎市の清掃工場へ搬入される。
JR貨物は、関係自治体および利用運送事業者との協働による災害廃棄物輸送の知見を生かし、被災地と被災者の1日も早い復旧復興支援の一助となるよう、当該輸送に取り組むとしている。