南海電気鉄道は5日、大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)の開幕1年前を記念し、特急「ラピート」と難波駅を大阪・関西万博デザインシステム「Umi」にラッピングして機運を盛り上げると発表した。大阪・関西万博ラッピング「ラピート」は4月13日から運行開始する。

  • 大阪・関西万博ラッピング「ラピート」イメージ

大阪・関西万博デザインシステムによると、「Umi」は未来の生態系をシンボライズしたデザインエレメント「WORLD」の見え方のひとつだという。「海中の鮮やかないのちが調和する様子を描いた『Umi』。海底でゆらめく海藻や、輝く鱗の海水魚、紺碧の海、波打ち際の淡いブルー。海そのものが一つの大きな生命体として機能している様子を表現しています」と説明する。

南海電鉄は、海沿いを走る特急「ラピート」にふさわしいデザインとして、「海中の鮮やかないのち」が調和する様子を描いた「Umi」のデザインをラッピングした。4月13日に運行開始した後、2025年10月13日まで難波~関西空港間で運行予定。特急「ラピート」1編成(6両編成)にラッピングを施す。海側と山側でラッピングに多少の違いがあるとのこと。

  • ラッピング「ラピート」海側のデザインイメージ

難波駅でのラッピングは4月8~21日に実施。なんば大階段などを対象に行われ、なんばガレリアツインビジョンと南海ADビジョン(なんば3階北改札)で映像等を放映する。4月13日から7月14日まで、なんばウォール9番線(難波駅9番線)へのラッピングも行う予定としている。