南阿蘇鉄道は31日、ダイヤ改正を2023年12月1日に実施すると発表した。トロッコ列車「ゆうすげ号」が冬期期間中(2024年3月頃まで)に運休となるほか、普通列車についても一部列車の時刻が変更となっている。

  • 南阿蘇鉄道が導入した新型車両MT-4000形(提供 : 写真AC)

同社は2016年4月の熊本地震で被災し、同年7月に中松~高森間で部分運転再開した後も立野~中松間が不通となっていたが、2023年7月15日に全線で運転再開。立野~高森間で運転される普通列車のうち、朝の2往復がJR豊肥本線へ直通し、肥後大津駅まで運転されている。

トロッコ列車「ゆうすげ号」も今年7月から立野~高森間で運転され、現在は土休日を中心に2往復(上りは高森駅9時40分発・13時40分発、下りは立野駅11時35分発・15時30分発)を設定。今年度は11月26日までの運転(臨時運行可能日は11月30日まで)とされ、12月1日以降の冬季期間中は運休し、来年度は2024年3月頃からの運転を予定している。

「ゆうすげ号」が冬期運休となる12月1日以降、日中時間帯を中心に普通列車の運転時刻を変更する。上りは高森駅10時28分発・立野駅10時59分着の普通列車を金曜日と土日祝日に運転し、後続の普通列車は現行の高森駅10時25分発・立野駅10時56分着から高森駅10時55分発・立野駅11時27分着に変更(約30分繰下げ)。高森駅を12・14時台に発車する普通列車は時刻を5分程度繰り上げる。

下りは立野駅11時40分発・高森駅12時20分着の普通列車を金曜日と土日祝日に運転するほか、後続の普通列車を現行の立野駅12時7分発・高森駅12時45分着から立野駅12時42分発・高森駅13時16分着に変更(約35分繰下げ)。立野駅を19時台に発車する普通列車は時刻が4分程度繰り下げられる。その他の列車についても、おおむね現行通りだが時刻が1分程度変更となっている場合がある。