JR東海は19日、夏の期間(2023年7~9月)に運転する臨時列車について発表した。この中で、特急「南紀」に関して、7月1日から全列車HC85系で運転するとともに、7月の一定期間は4両編成で運転するとしている。関西本線・紀勢本線など経由する臨時列車も設定される。

  • JR東海の新型特急車両HC85系(写真は特急「ひだ」)。7月1日から特急「南紀」も全列車HC85系による運転となる

特急「南紀」(名古屋~新宮・紀伊勝浦間)は現在、キハ85系による運転だが、7月1日からすべての列車を新型車両HC85系で運転予定。車両編成に関して、基本的に普通車のみ2両編成のHC85系を使用すると案内されている。

ただし、HC85系「南紀」がデビューする7月1日以降、多くの利用が見込まれることもあり、7月の一定期間は4両編成で運転するという。8月も多くの利用が見込まれるお盆期間や週末を中心に、4両編成での運転を予定している。

今夏、特急「南紀」は上下各4本の定期列車に加え、臨時列車として8月11~15日に「南紀81・82号」、8月10~16日に「南紀83・84号」を運転予定。下り「南紀83号」(名古屋駅16時43分発・紀伊勝浦駅20時33分着)は9月23・24日も運転予定となっている。

その他、8月17日に開催予定の「熊野大花火大会」に合わせ、名古屋~熊野市間で特急「熊野大花火」、9月22~24日に開催予定のF1グランプリに合わせ、名古屋~鈴鹿サーキット稲生間で特急「鈴鹿グランプリ」も運転予定。これらの臨時列車に関して、運転時刻や発売日など「時刻表8月号にてご確認ください」(JR東海)とのこと。