『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』の公開ゲネプロが7日に東京・新橋演舞場で行われ、Snow Man(岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介)、が取材に応じた。

  • 前列左から宮舘涼太、ラウール、岩本照、目黒蓮、深澤辰哉。後列左から佐久間大介、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平

    前列左から宮舘涼太、ラウール、岩本照、目黒蓮、深澤辰哉。後列左から佐久間大介、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平

同作は2006年よりジャニー喜多川が企画・構成・総合演出を務め、滝沢秀明が主演した和によるスーパーエンタテインメントシリーズ。2018年に滝沢が引退を表明した後、Snow Man主演で『滝沢歌舞伎 ZERO』として生まれ変わり、2020年には『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』が公開された。

今回のこだわりについて聞かれると、佐久間は「『春の踊り』からの『いにしえ』は滝沢くんがやられていた時のオープニングなんですけど、みんなで『絶対にやりたい』と話して、最初に決めましたね。その時に照明とか雰囲気でいろんな思いを乗せて歌っている演出がよくてグッと来ます」と明かす。渡辺も「『春の踊り』と『いにしえ』はタッキーが客席上空をフライングをしていたんですよね。それを今回照明さんが、いかにもタッキーが飛んでるかのようにサーチをしてくれてるんですよ」と明かすと、周囲は「言っちゃった!」とツッコむ。

佐久間は「しかも、その後に僕たちがこう手を伸ばして」、渡辺は「タッキーをキャッチするという」と振りの解説を行い、ラウールは「感じさせるくらいでいいのよ」と的確な言葉。渡辺は「お客さんには意図がわかるかわからないくらいの演出になっていて、舞台に立つ上での思いとして、メンバーとスタッフさんで考えて踏襲しているというのはあります。気づいた人は通なお客様だな」と語り、深澤は「でも言っちゃったから気付くよ」とツッコみ続けていた。

“変面”のパフォーマンスを行った岩本は「今まで6枚が最高だったんですけど、今回滝沢さんとタイの8枚にさせていただいて、2018年に滝沢さんが最後にやった曲と同じ曲を使わせていただいている」と見どころをプッシュ。「その時代を知っている人、知らない人もみんながおおって思ってもらえるワンシーンなのかな」と自信を見せる。さらには「個人的に8枚をメンバーカラーにもさせてもらっていて、たぶんメンバーは知らないなと思いながらやっています」と明かすと、向井は「知ってましたよ! 独り言で聞こえました。『メンバーカラー入れたいんだよね』と聞いてました」と新たな事実も。変面が8枚になったことについては、岩本が「難易度が全然違う。滝沢くんですら大変だったところに立たせていただいている。滝沢くんもどういう気持ちだったのかな、あの時、僕はJr.で滝沢くんの横にいた側だったので、そういう思いもなんか不思議だなと思いながら、いろんな思いを抱えながらやらせてもらっています」と思いを馳せていた。

実際に滝沢に見てもらいたいという9人だが、「どうやって来るのかな?」「変装とか?」と想像を膨らませ、佐久間は「飛んでくるんじゃない?」と予想し、深澤は「ライブビューイングもありますからね」と宣伝。目黒は「どうする? 普通に幕が開いてそこにいたら」と問いかけ、佐久間は「(自分たちは)普通に立ってるけど足だけこうなってると思う」と足が震える様子を再現する。

滝沢へのメッセージを問われると、阿部は「演じて伝える、みたいなことにしたい」、向井は「ただ見てほしい」、渡辺は「いつも通りダメ出しをもらいたい」、目黒は「成長してきた僕たちを見てほしい」と思い思いに発言する。ラウールは「せっかくなので、Twitterに書いて感想を書いて広げてほしい。けっこうフォロワーが多いみたいなので」と希望し、ハッシュタグも「#滝沢歌舞伎ZEROFINAL最高」と指定、向井は「書きそうやな〜」と期待する。メンバーはフォトセッションでも「タッキー!」「元気してる?」と呼びかけ、向井が阿部に「ビデオレターちゃうねん」とツッコんでいた。

公演は新橋演舞場にて4月8日〜30日。