ダンス＆ボーカルグループ・BE:FIRSTのメンバーとして活躍する一方、俳優としても注目を集めているRYOKIこと三山凌輝。昨年は映画『HiGH＆LOW THE WORST X』にメインキャストとして抜てきされ存在感を放った。現在MBS/TBSドラマイズム枠で放送中の『往生際の意味を知れ！』(MBS 毎週火曜24:59～、TBS 毎週火曜25:28～)では、超人気俳優役を演じている。三山にインタビューし、本作への出演や俳優業への思い、今後の目標など話を聞いた。

  • 三山凌輝　撮影:蔦野裕

同名の人気コミックを原作とする本作は、元カノと元カレによる狂気の“やり直し”ラブストーリー。国民的エッセイ『星の三姉妹』の著者である母・日下部由紀(山本未來)への復讐を企む謎多き美女・日下部日和役を見上愛、日和の復讐計画に協力する元カレ・市松海路役を青木柚が演じ、三山は、海路の大学からの友人で超人気俳優の榊田正史役を務めている。

――『往生際の意味を知れ！』への出演が決まったときの心境からお聞かせください。

オファーをいただいて、まず原作を読ませていただいたのですが、途中までどういう作品なのか全然理解できず、後半になるにつれて思ってもいない展開に圧倒され、ぶっ飛んでいる作品だなとびっくりしました。個性的なキャラクターがたくさんいる中で、榊田という人気俳優役が存在しているのも不気味だなと。それが作品としてのエッセンスになる気がしました。

――榊田を演じる際にどんなことを意識されましたか?

榊田はどこか不気味さを感じるような人物なのかなと思いました。普通の好青年として演じながらも、意味深なセリフや違和感を抱く瞬間があったので、自分の中でも違和感を残したまま演じました。

――ご自身と榊田の共通点は?

僕も俳優をやらせていただいていますし、たくさんの人に見ていただけている状況は似ていると思うので、自分だからこそ演じられるものを意識し、自然体でいる瞬間も多かったです。

――性格面でも似ている点はありますか?

榊田はお人よしというか、基本的にすごく性格が明るくて人のためにも動く人。僕もわだかまりが嫌いで、何か違うと思ったら動くタイプなので、そういうところは似ているのかなと思いました。

――同じ人気者として共感した点もありましたら教えてください。

共感というか、榊田に頭が上がらないなと思ったのは、居酒屋で自分のビールのポスターが貼ってある目の前でお酒を飲むという、これは憧れるなと思いました。ビールのCMに出演したいので、近々それを現実にさせたいなと。居酒屋にもあまり行けていないので、ふらっと行けたらいいなと思いながらお芝居しました。

――ビールのCMに出演したい理由は?

ビールが大好きなので。しかもビールのCMってかっこいいじゃないですか。今回の撮影でもかなりリアルな感じでポスターを作っていただいて、居酒屋のシーンでお店に入ったとき、普通に貼ってあるポスターだと思っていたんです。よく見たら自分でびっくりしました(笑)

――現実になるといいですね!

「(自分のポスターが)貼ってある!」と思いながら、その目の前のテーブルでお酒を飲みたいです。