地上波連続ドラマ初主演作『ミッドナイトタクシー』(NHK総合 毎週月~木曜22:45~)で注目を集める古川琴音。「目立ちたい部分と隠れたい部分があった」という学生時代から、俳優として歩んできた軌跡とは――。30日に放送されたNHKのトーク番組『土スタ』(総合 毎週土曜13:50~)にゲスト出演した。

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同ドラマで深夜専門のタクシードライバー・蘭象子を演じる古川。象子については「見ての通り変わっているというか、何を考えているか分からない。無愛想だし、人付き合いも良くない」と説明しつつ、「私もそういう部分があって、隠さなきゃと思っていたんですけど、彼女はそれが魅力というか。ありのままでいていいんだなと、この役を演じて腑に落ちた感覚がありました」と語った。

ドラマでは夜に働くドライバーの役だが、自身は「超朝型」だという。「休みの日でも朝5時ぐらいに起きちゃうんです」と明かし、その理由について「猫を飼っているんですが、朝5時に起こすんですよ」と告白。起床後は散歩に出かけることが多く、「一回散歩して、朝ごはんを食べて、時間があったら二度寝します」と朝のルーティンも紹介した。

散歩は最長で5時間ほど続けたこともあるそうで、「家から目的地のカフェと決めて、5時間歩き続けました。脚がパンパンでしたね(笑)。電車に乗るのも痛いぐらいパンパン(笑)」といい、司会の近藤春菜らを驚かせた。

番組後半では「古川琴音物語」と題し、その歩みを振り返った。幼少期からバレエを習っていた古川は「発表会が大好きだった」と回顧。「普段は全然練習しないんですけど、発表会が決まると練習するタイプだった」という。中学・高校では演劇部に所属。「部活の中で人に見てもらえるものが好きだった」と話し、「目立ちたがり屋と隠れたい部分」があったことも語った。

2022年には特集ドラマ『アイドル』(NHK総合)でドラマ初主演を果たし、実在した明日待子を熱演。「初主演でドラマを作るのは初めてでしたし、ちょうどコロナ後で、まだフェイスシールドを付けながら撮っている時期でした」と振り返る。「『アイドル』は戦時下のエンタメの物語。その状況がコロナ禍でのエンタメと共通する部分があって、身近に感じながらお芝居していた覚えがあります」と語った。

一方で、「決定的に違うのは戦争」と切り出し、「戦争って気持ちまでも搾り取られていくものなんだなと改めて感じました」と回顧。「私がその時代に生まれてこの仕事をしていたらどうするんだろうという問いは、いまだに答えが出ていません」と話し、「これからも考え続けなければいけないことだと思っています」と深く印象に残った作品だったようだ。

今年放送された特集ドラマ『魯山人のかまど』(NHK)で共演した藤竜也からのメッセージも紹介。古川は「今、胸がいっぱいです」と感激した様子を見せ、藤について「役に対する誠実さや謙虚さをたくさん学ばせていただきました」と振り返った。さらに、藤が魯山人役を演じるにあたり、長年トレードマークだったひげを剃って撮影に臨んだエピソードも披露。「私も藤さんのお年になるまで俳優を続けたいと思うようなきっかけになりましたし、人としても本当に美しい方でした」と尊敬の思いを口にしていた。

【編集部MEMO】
古川琴音は、1996年10月25日生まれ、神奈川県出身。2018年に俳優デビュー。2020年のNHK連続テレビ小説『エール』(NHK)で注目を集める。2022年には特集ドラマ『アイドル』(NHK総合)で主演を務め、その後も大河ドラマ『どうする家康』(NHK)、特集ドラマ『魯山人のかまど』(NHK)などに出演。現在は夜ドラ『ミッドナイトタクシー』(NHK総合)で地上波連続ドラマ初主演を務めている。