夫を亡くし、一人息子のために生きてきた母が、少しずつ“自分の人生”を取り戻していく――。永作博美主演のTBSドラマ『時すでにおスシ!?』が、REVISIOの週間番組ランキング(5月18日~24日)で個人全体1位、コア視聴層5位に入った。鮨アカデミーを舞台にした“第二の人生”の物語が、中盤に入ってさらに注目を集めている。
生中継と長寿バラエティがランクイン
初夏を迎え、各局のレギュラー編成が落ち着いてきたこの週は、ドラマが個人全体ランキングの上位に集まる1週間となった。平日夜の連続ドラマから日曜夜の作品まで、物語性の高い番組が幅広い時間帯で支持を集めている。改編期を越えて各作品が中盤に入り、物語の見どころが増していく時期に差しかかっている。
週末は生中継と長寿バラエティがランキングを動かした。『大相撲夏場所千秋楽』(NHK)は個人全体9位。若隆景が25場所ぶり2度目の優勝を果たした一番まで、優勝争いの行方を追う視聴者を引きつけた。
コア視聴層では、日本テレビ『ザ!鉄腕!DASH!!』が6位。DASH海岸、100人食堂、DASH島の3本立てで、城島茂、森本慎太郎、高地優吾さん、藤原丈一郎が登場する回だった。
TBS『水曜日のダウンタウン』は、電話越しに聞いた情報だけで似顔絵を描き、モデル本人を探す企画などでコア視聴層7位。金曜夜の『ドア×ドアクエスト』(TBS)は、ロングセラーお菓子の工場クイズと、高地優吾のラーメン修業企画で個人全体10位に入った。
週末の定番に加え、クイズ性や挑戦企画のある番組が幅広く見られている。
生徒たちの「アップデート」を意識するブリ
TBSのドラマ『時すでにおスシ!?』は、鮨アカデミーを舞台に、第二の人生を歩き出した主人公・待山みなと(永作博美)の変化を描く第7話「エブリデイ、ブリ」が、個人全体1位、コア視聴層5位に入った。4年前に夫を事故で亡くし、一人息子のためにまっすぐ生きてきた、みなと。親子、仕事、恋の気配が一つの回に重なり、終盤へ向けて人物同士の距離が動き始める内容だ。
みなとは、息子・渚(中沢元紀)の本音に踏み込めないまま、渚から昔よく家族で訪れていた特別な場所へ一緒に行かないかと誘われる。子育てを終えた母と、社会へ出ようとする息子の間に残る言葉にならない思いが、この回の軸になっている。
一方、大江戸海弥(松山ケンイチ)のもとには、元妻・澪(土居志央梨)が再び現れる。引っ越しの準備を理由にパグのホタテを預けられた大江戸は、外せない用事のため、みなとに数時間だけ世話を頼むことに。ホタテを迎えに行く流れで、大江戸が初めて待山家へ足を踏み入れる展開も描かれた。
鮨アカデミーの授業で扱われたのは、成長とともに呼び名が変わる出世魚のブリ。生徒たちが「アップデート」を意識する題材としても機能し、みなと自身の変化とも重なる。
次回予告では、大江戸がみなとを水族館へ誘う展開も示されており、2人の関係にも新たな動きがありそうだ。元妻の再登場という波乱の予感も加わり、次回への期待を残す回となっている。


