『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Bad Ass Temple VS 麻天狼》-Cinema Edit-の公開記念舞台挨拶が31日に都内で行われ、廣野凌大、加藤大悟、青柳塁斗、鮎川太陽、荒木宏文、井出卓也が登場した。

  • 左から青柳塁斗、加藤大悟、廣野凌大、鮎川太陽、荒木宏文、井出卓也

    左から青柳塁斗、加藤大悟、廣野凌大、鮎川太陽、荒木宏文、井出卓也

同作は人気キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の舞台化シリーズ、通称「ヒプステ」2022年冬公演のオリジナル編集版。映画館での大迫力のスクリーンと臨場感ある音響設備に合わせて、舞台映像を再編集し、舞台での感動と高揚感を再体験できる映画作品となっている。

すでに3面スクリーンで観たという鮎川は「試写会で2階席のちょうど真ん中らへんで観せていただいたんですけど、音の迫力も凄いですし、自分たちが出てる舞台作品が、こうして3面で観れるなんて。本当の舞台を観ているかのような感覚にもなりますし、観たいところにちゃんとフォーカスが当たってアップになったりする」と太鼓判。井出は「最初の方に四つん這いでセットの下に入ってく芝居をやったんですよ。それが映ってて、僕のお尻が(下手の)1面に映るんですよ。やめときゃよかったな」と苦笑し、「すごいピチピチのスーツだったので、あっちに綺麗なお尻が見えるので見てください」と注目ポイントを挙げた。

青柳が「息を整えてる時とか、全部抜かれてたりする」と怖がると、鮎川は「芝居しててよかったって思ったもん。『映ってたんだ!』みたいな」と同意。自分の抜かれるタイミングがわからないという話には、荒木が「それを考えないのが演劇なんですよ。3画面の映画館にはすごく相性がいい!」と鋭い意見で、会場からは拍手が起こる。井出が「使われるためのコメントやめてください」とツッコむと、鮎川は「記事にしやすい言葉をずっと探してました」と暴露。荒木は「折角来てくれたのにさ、使えないコメントばっかり言ってても使えないでしょう。書きやすいように言ってあげようよ! だってさ、来てくれてんだよ。で、この作品を広げてくれようとしてくれてる人達が今、この劇場にこれだけ集まっている。より書きやすいワードを届ければ、よりお客さんにたくさんの人に知ってもらえる!」と主張し、鮎川は「選挙なのかな? 清き一票をお願いします!」と客席にアピールした。

また荒木は17年ぶりの再共演となったという青柳について「初共演したのは青柳くんが16歳の時だったんですけど、背も低くて、ダンスがすごく得意な子だったんで、筋肉質ではあったんですが細マッチョっていう感じで、17年ぶりに会った時にはゴリマッチョ。肩がメロンパンってよく言うけど、本当にメロンパン」としみじみ。しかし青柳は「メロンパンなんですか? 『肩がメロン』までしか言わないんですよ。メロンパン、もう柔らかいですからね」と指摘し、荒木は「そうなの!? ずっとメロンパンだと思ってた!」と驚いていた。

「Bad Ass Temple」のメンバーについて聞かれると、加藤は「この感じがずっと出来上がっていたので、『帰ってきたな、ホームに』みたいな感じです。(『ヒプステ』の)『-track.3-』が初舞台で、すべてを教えてもらった人たちなので」と明かす。廣野が加藤について「頼もしくなって帰って来たので嬉しかったですね。塁斗さんとニヤニヤしながら『こいつ成長したな』って」と嬉しそうにすると、加藤は「このニヤニヤはどこでもやるんです!」と照れ、廣野は「成長が嬉しくて、兄貴たちは」と応えていた。

一方、廣野自身は公演について「僕はもう、いつクビになるかわからなかった」と明かし、鮎川は「問題児だからね。舞台監督さんに怒られましたね。あそこ登っちゃいけないとか、口を動かしちゃいけないとか、めちゃくちゃ言われてましたよね」と振り返る。廣野は「本当にひどかったんですよ。楽屋で飯食ってるたびに『廣野いる〜?』だけで(察して)『もうやんない、すみません』と謝るのが3回ラリーぐらいあって、本当に偉い人が来て、(植木)豪さんも来て、一緒に謝るという」と苦笑。加藤は「すごいかわいいのが、ちゃんと反省している。ちょっと静かになる」と暴露し、鮎川は「彼は彼なりのちゃんとした理論があって、空却は絶対こう動く、という気持ちでやってた」とフォローする。

拍手が起こる客席に、廣野は「だめなんです、肯定したらクビになっちゃうんですよ。皆さんに嫌な思いをしてもらうとかじゃなくて、あの空気感で、どうやったら客がもっと盛り上がるかなという感覚なんですけど、ちょっとね、消防法とかそういうのがあるんでね。そういうのは気をつけなきゃいけないなと思います」と反省の姿勢を見せた。