映画『ロストケア』(24日公開)の試写会イベントが6日に都内で行われ、松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、前田哲監督、主題歌を担当した森山直太朗が登壇した。

  • 映画『ロストケア』の試写会イベントに出席した(左から)鈴鹿央士、森山直太朗、松山ケンイチ、長澤まさみ、前田哲監督

同作は葉真中顕氏による同名小説の実写化作。未曽有の連続殺人事件を起こした心優しい介護士・斯波宗典(松山)と検事の大友秀美(長澤)が対峙し、自分がしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張する彼がなぜ殺人を犯したのかに迫るヒューマンサスペンスだ。

同イベントは、森山が歌う主題歌「さもありなん」の歌唱からスタート。客席で密かに森山の生歌唱を聴いていた松山らキャスト陣が、サプライズで登場した。ステージに上がると、松山はマイクを通さず森山に「やばかったよ……」と一言。改めて感想を聞かれ、「皆さんもこの歌聴いた直後に感想言ってくださいって言われたら絶対出てこない! 言葉超えちゃってるんだもん! 言語化できないよ!」と興奮冷めやらぬ様子で、森山の歌唱を絶賛していた。

また、司会の笠井信輔アナウンサーが長澤に「昨日は特別な日だったかと思います。何の日でしょうか?」と質問。すると、長澤が「松山さん……いや、ケンちゃんの誕生日です!」と回答し、巨大な鶴のデコレーションがされたケーキがステージ上に。松山に長澤から花束のプレゼント、そして森山の主導で観客からバースデーソングのプレゼントが贈られた。

このサプライズに驚いたような、おどけた表情を見せた松山。誕生日当日について聞かれると、「ドラマの撮影から1人で帰って……ゲームやってました! (今日祝ってもらえて)本当に嬉しいです」と正直に答えて笑いを誘う。昨年の誕生日当日は家族からお祝いの連絡もなかったそうで、「去年は誕生日翌日の6日に来たんですけど、今年はまだ来ていないので記録を更新しそうです!」と自虐気味に話し、笑顔を見せた。

38歳の抱負は、「今まで通り健康で自分のペースを守って、好きなことをやりたいなと思ってます」と松山らしく自然体。最後に「誕生日まで祝ってもらってありがとうございます。(会場の)皆さん、一口ずつケーキ食べてってくださいね!」と呼びかけ、イベントを締めくくった。