俳優の松山ケンイチが主演を務める、映画『ロストケア』(2023年3月24日公開)の本予告映像が1日に公開された。

左から松山ケンイチ、長澤まさみ

左から松山ケンイチ、長澤まさみ

同作は葉真中顕による同名小説の実写化作。未曽有の連続殺人事件を起こした心優しい介護士・斯波宗典(松山ケンイチ)と検事の大友秀美(長澤まさみ)が対峙し、自分がしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張する彼がなぜ殺人を犯したのかに迫るヒューマンサスペンスとなる。

今回公開されたのは60秒の本予告映像。自分の行いを「救い」だと主張する介護士の斯波宗典に対し、検事の大友秀美は「あなたがやったことに正義などない」と強く非難し、事件の真相に迫る。「大切な家族の絆を、断ち切って良いわけがない」と斯波の犯した罪を強く非難する大友に、その絆こそが家族を苦しめていると反論する斯波。さらに「僕はかつての自分が誰かにしてほしかったことをしただけです」と、連続殺人の動機ともとれる言葉を語り始め、同時に斯波の“救い”によって、家族を失ったものたちの様子が映し出される。

「私、救われたんです」と語り、幸せそうな人生を送っている羽村洋子(坂井真紀)、それとは正反対に、「人殺し! お父さんを返せ!」と法廷で泣き叫ぶ遺族。映像のラストでは、何者かを抱きしめるように倒れこみ一粒の涙を零す斯波と、誰かに頭を撫でられむせび泣く大友が映される。

また12月9日より同作のムビチケカード(一般1,500円)が全国の上映劇場にて発売されることが決定(一部劇場を除く)。数量限定の前売り特典として、ポスタービジュアルを使用したオリジナルクリアファイルをプレゼントされる。