俳優の藤岡弘、の長女・天翔愛と次女・天翔天音が、19日に放送された大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)の第7回「わしの家」に出演した。2人ともドラマ初出演、そして時代劇初挑戦となった。

  • 藤岡弘、の長女・天翔愛と次女・天翔天音が『どうする家康』に出演

第62作大河ドラマとなる本作は、江戸幕府を開いた徳川家康の生涯を新たな視点で描く物語。主人公・徳川家康を松本潤が演じ、『ALWAYS 三丁目の夕日』、『リーガル・ハイ』、『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢良太氏が脚本を手がける。

第7回で、遊び女・おふう役として愛、おりん役として天音が出演。なお、藤岡弘、も織田信長(岡田准一)の父・織田信秀役で本作に出演している。

愛と天音がコメントを寄せた。

■天翔愛

【『どうする家康』の出演にあたって】

出演が決まった時は、大河ドラマへの出演は、俳優として一つの目標とさせていただいていたことでしたので、このようなタイミングで出演させて頂ける事に、大変光栄な気持ちと感動でいっぱいになりました。父もとても喜んでくれました。
父が演じる、今まさにこの時代を生きているかのような、存在感や実在感のある織田信秀に痺れました。私が人生の目標とする、武士道精神をアイデンティティとする父と同じ作品に出演させていただけるという 起こり得ない奇跡にも、心から感謝しております。
この度、父から学んできた武士道精神を生かすことができるお役をいただけたことに、大変魅力と喜びを感じております。昨今のように、時代の変わり目のような時代を命がけで生き抜いた、遊び女の生き様や覚悟を込めました。遊び女の表現などは、父が自ら指導してくれて、自然な表現が素晴らしく、改めて父を尊敬しました。

【第7回出演シーンの収録を終えて】

今まで着たことのない、天女のようなお衣装が予想より重く、舞う時の体や袖の動かし方、動く際にどうやったら美しく見えるのかなど、それぞれのシーンごとに、妹と共にお互い提案しながら研究し合ったりしました。
当時の時代を体感とともに実感することができ、より一層、日本文化や歴史に深く興味を持つことができました。
また、素晴らしい諸先輩の表現を学ばせていただいたことで、表現をすることの楽しさが私の中で大きくなって参りました。とても感謝でいっぱいです。

■天翔天音

【『どうする家康』の出演にあたって】

この度、初のドラマデビュー作を、大河ドラマでスタートすることが出来るということは、本当に感謝でしかありません。10代というタイミングで、いつか必ずと夢みておりました時代劇、大河ドラマで、父から学んできた『武士道精神』を生かし、演じることが出来ることに、本当にやりがいを感じております。
自分の中でどんな遊び女・おりん役を描いて演じることができるのか楽しみでした。このような大きな作品で、父と出演をすることが出来るとは思っていなかったので、純粋に嬉しかったです。
父が演じた織田信秀のシーンをみて、一言を発した瞬間から心に響く、体に染みわたるような深い声に震えました。画面から溢れ出る力強さと、眼力と迫力のあるお芝居、そして、溢れ出るパワーから本物の侍を観ているようで、全身が震えました。時代劇、大河ドラマなどで多くのお役をやってきた父から、時代劇でのありかた、日本の所作、そして時代の歴史の背景など沢山教えていただきました。
収録の1週間前から、声を響くようにするための発声練習を毎日行ったり、父から実際に台詞の言い方などを一緒に練習をしました。

【第7回出演シーンの収録を終えて】

舞のシーンでは、千代が率いるこの時代にあった音楽や振り付けと共に、個性的な動きで美しい舞を、私なりに思いを込めて、全身で表現をしました。
当時の時代を体感し、また、実感することができて、より一層歴史に興味を持つことができました。
素晴らしい諸先輩と共に、学ばせていただき、これからますます表現者として成長していきたい、という想いが強くなりました。心からの感謝の気持ちで一杯です。
また、大河ドラマを通じて、より一層お芝居を通じて作品に参加できる楽しさを感じました。これからも頑張ります!

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