嵐の松本潤が主演を務める大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)の初回放送日である8日、物語の主な舞台となる愛知県・静岡県にてイベント「大河ドラマ『どうする家康』東海プレミアリレー」が開催。静岡市のグランシップ 大ホールで行われた「出陣式」に、主人公・徳川家康を演じる松本、本多忠勝役の山田裕貴、榊原康政役の杉野遥亮が登壇した。

  • 「大河ドラマ『どうする家康』東海プレミアリレー in 静岡 出陣式」の模様

主演の松本潤をはじめとするキャストが、1日で愛知県岡崎市、静岡県静岡市、静岡県浜松市の3都市をめぐる同イベント。静岡での出陣式は、定員3,300人に対して7万6,831人の申し込みがあり、倍率23倍となった。

大きな拍手で迎えられた3人。松本は「久しぶりにこんなに大勢の方の前に立っている。いい会場ですね」と笑顔を見せ、「初回放送の日に静岡に来られて非常に興奮しております。これだけたくさんの方に集まっていただいてお話できることはなかなかないのでうれしいです」と喜んだ。

第62作大河ドラマとなる本作は、江戸幕府を開いた徳川家康の生涯を新たな視点で描く物語。『ALWAYS 三丁目の夕日』、『リーガル・ハイ』、『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢良太氏が脚本を手がける。

松本は、2020年11月にオファーを受けたときの心境を「びっくりしました」と告白。家康について「“たぬきおやじ”と言われる晩年のぽっちゃりした印象があったので、その役をどうやるんだろうと。一番最初はすごく迷いましたし、言われた時期も、2020年の秋。国立競技場で配信ライブの撮影をしていた日の朝に呼ばれて言われたので無理だろうと、最初はお断りさせていただいた」と振り返り、「2021年の1月まで待っていただいてやりたいなと。大河ドラマの主演、しかも徳川家康というところが大きな魅力。誰もが知っている人物をやれるのは、怖さもありましたけど楽しさが勝った。冒険したいという気持ちが勝ちました」と出演を決めた思いを語った。

進行を務めたキャイ~ンの天野ひろゆきから、相談した人はいたのか聞かれると、「信長役で出てくださっている岡田准一くんに2020年の秋に会う機会があって、『ぜひやったほうがいいと思うよ。しかも家康でしょ』と。たまたま隣に小栗旬もいたんですけど、『いいじゃん、俺の次やれよ』って(笑)」と、『軍師官兵衛』(2014)で主演を務めた岡田と、『鎌倉殿の13人』(2022)で主演を務めた小栗とのエピソードを披露。「その2人がその話をしてくれたのは自分の中で背中を押されましたね。かなり自分の中では大きかったです」と語った。

さらに、小栗から昨日連絡があったことも明かし、「初回放送の前日にそわそわしていたからって昨日連絡がきて、『前日だけどどんな感じ?』って言われて、『いろいろやっていたらあっという間にこんな時間になっちゃった』って」と話した。