舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語の公開ゲネプロが、3日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで行われた。

  • 左から汐月しゅう、麻央侑希、彩凪翔、七海ひろき、綾凰華、澄輝さやと、兵頭祐香、瀬戸かずや

    左から汐月しゅう、麻央侑希、彩凪翔、七海ひろき、綾凰華、澄輝さやと、兵頭祐香、瀬戸かずや

同作は『刀ステ』と呼ばれるシリーズの最新公演。名立たる刀剣が戦士の姿となった“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞ONLINE」を原案に舞台化し、圧倒的な人気を博している。

「禺伝 矛盾源氏物語」には歌仙兼定(七海ひろき)、大倶利伽羅(彩凪 翔)、一文字則宗(綾 凰華)、山鳥毛(麻央侑希)、姫鶴一文字(澄輝さやと)、南泉一文字(汐月しゅう)と6振りの刀剣男士が登場。

また、藤壺女御(皆本麻帆)、六条御息所(梅田彩佳)、葵上(橘 二葉)、空蝉(井上怜愛)、末摘花(永田紗茅)、若紫(山城沙羅・岡田六花 ※Wキャスト)、小少将の君(兵頭祐香)、そして光源氏(瀬戸かずや)と、源氏物語の中の登場人物や歴史上の人物が新たな物語を繰り広げる。

東京公演はTOKYO DOME CITY HALLにて2月4日~2月12日、大阪公演はオリックス劇場にて2月16日~2月19日。動画配信サービスDMM TVにて、東京公演初日となる2月4日12:30公演、18:00公演、大阪・オリックス劇場での千秋楽日の2月19日12:30公演、18:00公演のライブ配信が、また2月19日18:00公演は全国の映画館でライブビューイングも行われる。

七海ひろきコメント

舞台『刀剣乱舞』では科白劇、綺伝で細川ガラシャを演じさせていただいたとき、大きなプレッシャーを感じていました。そして今回、さらなる大きなチャレンジに身の引き締まる思いです。一人でも多くのお客様に楽しんでいただけるよう、そして「刀剣乱舞」を愛する皆様に恥じないパフォーマンスを、仲間たちと共に全力で挑みます!
ご観劇される皆様がどのように感じられるか、とても楽しみですし怖くもあります。今までとは違うスタイルの舞台『刀剣乱舞』、今回の座組だからこその魅力がたくさん詰まっています。源氏物語という華やかな物語と刀剣男士がどのように交わっていくのか。噛むほどに味の出てくる見応えのある内容です! 何度でも観ていただきたいです。ぜひお楽しみください。

彩凪翔コメント

長く続いている作品なので、出演させていただくこと自体、さらに大倶利伽羅を演じるということにプレッシャーも感じているのですが、このメンバーで作り上げたものを精一杯、皆様に楽しんでいただけるようにこの「禺伝 矛盾源氏物語」をしっかりお届けしたいと思っています!また、脚本・演出の末満さんの世界観、華やかさもお見せしたいですし、千秋楽まで今自分にできる精一杯で、大倶利伽羅の刃生(じんせい)を生き抜きたいです。一日一日を大切に皆様にお届けできたらと思います。

綾凰華コメント

舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語、ついに開幕いたしました。お稽古中から一文字則宗と向き合い、生きる中で、様々な思いが溢れました。遥か長い年月を生きてきた彼の心は、計り知れないほどとても深く、そして「愛」に満ちていると感じました。「刀剣乱舞」を愛される多くの皆様に、どうか誠心誠意、心を込めて、全力でお届けさせていただきたいと思います。 劇場でお待ちしております。

麻央侑希コメント

いよいよ舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語が始まります。舞台『刀剣乱舞』シリーズでも、新たな挑戦となるこの座組の一員として参加できること、今のこのメンバーでしかできない感動がありますので、一つ一つの台詞や一振一振に魂をこめてお客様に感動をお届けできたらと思います。エンターテインメントに携わる一員として頑張ります。千秋楽まで応援よろしくお願いいたします。

澄輝さやとコメント

舞台『刀剣乱舞』という素晴らしい作品に出演させていただけることをありがたく思っております。姫鶴一文字として刀ステの世界で生きていけたらと思います。楽しみにしてくださっている方もたくさんいらっしゃると思いますので、その方々にしっかり舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語の世界観をお届けし、一回一回を大切に、公演ごとに成長していけるように頑張ります。

汐月しゅうコメント

ここまで日々の稽古でやれることはやってきたので、とにかく今は初日の幕が開くのを楽しみにしている状態です。お客様が席に座ってくださり、幕が上がらないと舞台は完成しないと思っているので、楽しんでいただけたら嬉しいです。

瀬戸かずやコメント

舞台『刀剣乱舞』に参加できて幸せに思います。稽古中から脚本・演出の末満さんをはじめ、携わってくださるスタッフから舞台『刀剣乱舞』に対する熱い思い、深い愛、誇りというものをたくさん感じて、初演から紡いでくださった方々がいて、今回私たちが禺伝に挑戦させていただけるということは、感慨深くありがたいことだと思いますし、感謝しています。今回の作品は、源氏物語がテーマとなっております。皆様をこの物語に誘えるよう、私も多くの女性を愛した光源氏として、まっすぐな強い思いをもって生き抜いていきたいと思います。最後の日まで誰一人欠けることなく駆け抜けていけるよう、皆様応援のほどよろしくお願いいたします。

ストーリー

西暦2205年。
歴史の改変を目論む「歴史修正主義者」によって過去への攻撃が始まった。
時の政府は「審神者さにわ」なるものたちに歴史の守護を命じる。
その審神者の物の心を励起れいきする力によって生み出された「刀剣男士」たちは、
さだめられた歴史を守る戦いへと身を投じるのだった。

時は、四百年続いた平安時代のうち寛弘の頃。平安京には、歌仙兼定を隊長とした、大倶利伽羅、一文字則宗、山鳥毛、姫鶴一文字、南泉一文字の六振りが出陣していた。
世界最古の長編小説『源氏物語』の作者として知られる紫式部の周辺歴史に異常が見られたためだ。

刀剣男士たちが紫式部を捜して平安京を偵察していると、書物を抱えた女が怪しげな集団に襲われているところに出くわす。正体不明の敵に対して、「まずは出方を見よう」と作戦を指示する歌仙兼定であったが、大倶利伽羅はその作戦を無視して敵に斬り込んでいく。

戦いの末に救い出した女は、自分を「小少将の君」と名乗る。紫式部と親しい彼女の話によれば、この時代の平安京が『源氏物語』という創作の世界に覆われてしまっているらしい。

小少将の君に導かれて宮中の調査を開始した歌仙兼定たちは、歴史上には実在しない光源氏と貴族たちが恋愛談義に花を咲かせる場面を、目撃する。それは『源氏物語』の中でも有名な「雨夜の品定め」の場面であった。

いつの時代にも実在するはずのない出来事を目の当たりにした歌仙兼定たちは、自分たちが置かれている状況を理解する。ここは、「歴史」と「物語」が反転した世界だった。

(C)NITRO PLUS・EXNOA LLC/舞台『刀剣乱舞』製作委員会