「月刊フラワーズ」で2016年から連載中の田村由美さんよるコミック『ミステリと言う勿れ』。2022年1月には菅田将暉さん主演でドラマ化され、2023年秋には映画の公開も発表されています。

本記事では、ドラマ『ミステリと言う勿れ』の実写キャストをご紹介。また、主題歌と続編情報についてもまとめていますので、ぜひチェックしてください。

そもそも『ミステリと言う勿れ』とは?

『ミステリと言う勿れ』は、大学生の久能 整(くのう ととのう)が事件を前にして、マイペースに持論を展開していくうちにその事件を解決したり、周囲の人の心を解きほぐしていったりする物語。思わずはっとさせられるような個性的な物事のとらえ方と、予想を裏切る展開を見せる謎解き要素で人気を博しています。

原作ファンが多いため、実写化にあたっては大きな反響がありましたが、菅田将暉さん、伊藤沙莉さん、門脇麦さん、永山瑛太さんら実力派キャストが参加したドラマも大ヒットを記録。ドラマ最終話は意味深なシーンで終わっており、劇場版への期待も高まっています。

ドラマ『ミステリと言う勿れ』のあらすじ

大学生の久能整が自宅でカレーを作っていると、大隣警察署の刑事、薮鑑造と池本優人が訪ねてきた。近くの公園で整の同級生が遺体で発見された事件の容疑者となった整は、任意同行で大隣警察署へ。薮ら刑事たちから事情聴取を受けた整は、彼らの主張の矛盾点を淡々と突いていく。事情聴取は数日に及び、取り調べ3日目には、被害者を殺害した果物ナイフから整の指紋が検出され……。

作品情報・主題歌

放送期間/2022年1月10日~2022年3月28日
演出/松山博昭
主題歌/King Gnu『カメレオン』

ドラマ『ミステリと言う勿れ』の主な実写キャスト一覧

ドラマ『ミステリと言う勿れ』の主な実写キャストをマイナビニュース会員から寄せられたコメントとともにご紹介します。

久能 整(くのう ととのう)【演/菅田将暉】

天然パーマがトレードマークの、カレーを愛する大学生。「当たり前」を疑う独自の思考を持ち、場所や相手を選ばず持論を展開するため周囲からは厄介者扱いされることも。たびたび事件に巻き込まれるも、膨大な知識と鋭い洞察力で事件を解決に導きます。

本作の主人公・整を演じたのは俳優・歌手の菅田将暉さん。整のトレードマークである天然パーマに地毛で挑戦し、その再現度で話題を集めました。菅田さんの近年の出演作には、ドラマ『コントが始まる』、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、映画『百花』などがあります。

ユーザーコメント

・「今までの探偵像にないひょうひょうとした人物で。事件解決の道筋を見つけていくところに痛快さを感じました。静かに相手を理論立てて攻めて納得させる様は、本当におもしろかったです」(60歳男性)
・「髪形と話し方が印象的だったから」(45歳男性)
・「菅田くんの演技力は見ていて飽きさせない」(38歳男性)
・「ピッタリの配役。とにかく演技がうまい。見応えがあった」(56歳女性)
・「原作との雰囲気が似ていた」(45歳男性)

風呂光 聖子(ふろみつ せいこ)【演/伊藤沙莉】

大隣警察署の新人刑事。男社会の警察組織の中で心が折れそうになる日々を過ごし、一時は退職を考えたことも。そんなときにある事件をきっかけに整と出会い、彼からかけられた言葉に救われ、刑事として少しずつ成長していきます。

風呂光を演じたのは女優の伊藤沙莉さん。伊藤さんの演技デビューは9歳と早く、その後さまざまなドラマ、映画に出演。近年は坂元裕二脚本のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』のナレーションや、新海誠監督のアニメ映画『すずめの戸締まり』など声の仕事でも活躍しています。

ユーザーコメント

・「整を引き立てる伊藤の演技がとてもよかった」(53歳男性)
・「一生懸命なところがかわいかった。整との恋がうまくいけばいいなぁと思う」(49歳女性)
・「キャスティングがマッチしていた」(36歳男性)
・「演技力があり魅力的だったから」(48歳男性)
・「個性的な役柄で光っていた」(57歳男性)

池本 優人(いけもと ゆうと)【演/尾上松也】

大隣警察署の若手刑事。お調子者で署のムードメーカー的存在です。妊娠中の妻との関係に悩んでいましたが、整の言葉をきっかけに考えを改め夫婦円満に。それ以来、仕事でもプライベートでも整を信頼しアドバイスを求めるようになります。

そんな池本をコミカルに演じたのは、俳優・歌舞伎役者の尾上松也さん。近年はドラマの出演が多く、日曜劇場のドラマ『半沢直樹』(2020年放送)や大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、映画『すくってごらん』など話題作へ次々と出演。歌舞伎役者としては、2023年7月に新作歌舞伎『刀剣乱舞』の演出・出演を務めることが発表されています。

ユーザーコメント

・「尾上さんの独特な演技がよかったです」(56歳男性)
・「ストーリーに合っていたから」(35歳女性)

青砥 成昭(あおと なりあき)【演/筒井道隆】

大隣警察署の警部で、自分にも他人にも厳しい実力主義者。実は過去にえん罪事件を起こしており、整と関わることでふたたび過去の事件と向き合うことに。何かと事件に巻き込まれがちな整をいぶかしがりながらも、整の洞察力には一目置いています。

青砥役を演じたのは俳優の筒井道隆さん。90年代にドラマ『あすなろ白書』や『君といた夏』などのドラマで人気を博し、その後も『王様のレストラン』などヒット作に多数出演。近年の出演作には日曜劇場のドラマ『半沢直樹』(2020年放送)や『24 JAPAN』などがあります。

ユーザーコメント

・「原作のキャラクターをうまく演じている」(66歳男性)

薮 鑑造(やぶ かんぞう) 【演/遠藤憲一】

大隣警察署の警部補。「仕事の鬼」「刑事の鑑」と呼ばれるほど仕事熱心なベテラン刑事です。家庭よりも仕事を優先し、事故にあった妻と子どもの死に目に立ち会えなかったという悲しい過去も。ある事件では整を殺人事件の犯人だと疑い、執拗に取り調べますが……。

この薮警部補を演じたのは、俳優の遠藤憲一さん。強面な風貌から刑事や悪役での出演が多い遠藤さんですが、近年はドラマ『私のおじさん〜WATAOJI〜』などで演じた“かわいいおじさん”キャラでも人気を博しています。

ユーザーコメント

・「遠藤憲一さんの抜群の演技力で見入ってしまう」(50歳男性)
・「独特の雰囲気を醸し出しており、刑事役として存在感のあるキャラクターだったから」(62歳男性)
・「ミステリー解決の謎解きのベースになっている役どころがおもしろい」(62歳男性)
・「このドラマでも役になりきっている演技が印象的だった」(73歳男性)
・「遠藤さんの演技力にひかれた」(53歳男性)

ライカ【演/門脇麦】

ある病気を患い、長く入院中の女性。見回りの合間をみはからって病室から抜け出すことが多く、その際に出会った整と頻繁に会うようになります。不思議な雰囲気と独特の考え方を持つ彼女に、整は次第に特別な感情を抱きはじめます。

ミステリアスなライカを演じたのは女優の門脇麦さん。2014年公開の映画『愛の渦』で注目を集め、その後幅広い作品で活躍。近年の主な出演作には、大河ドラマ『麒麟がくる』、映画『さよならくちびる』、『あのこは貴族』、『浅草キッド』などがあります。

ユーザーコメント

・「謎めいたキャラクターで魅力的だった」(50歳男性)
・「独特な会話がおもしろい」(49歳男性)
・「漫画でもミステリアスで印象的なキャラクター。ドラマでも印象に残るといえばライカ」(60歳男性)
・「不思議な雰囲気でかわいかったから」(55歳女性)
・「門脇麦さんの演技がとてもよかった」(55歳男性)

天達 春生(あまたつ はるお)【演/鈴木浩介】

整が通う東英大学の准教授で、専門は心理学。パートナーだった喜和を通じて幼少期の整と出会い、さまざまな問題を抱えていた整を、喜和とともに見守ってきました。整は天達先生がいるからという理由で東英大学に進学したほど、彼に大きな信頼を寄せています。

そんな天達先生を演じたのは、俳優の鈴木浩介さん。ドラマ&映画「LIAR GAME」シリーズへの出演で知名度を上げ、「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズや「緊急取調室」シリーズなどにも出演。ドラマ『癒されたい男』では初主演を務めました。

ユーザーコメント

・「どこかあやしげな雰囲気もある役柄が印象的だった」(49歳男性)

美吉 喜和(みよし きわ)【演/水川あさみ】

天達のパートナーだった女性。心に深く傷を負っていた幼少期の整をあたたかく見守り、かわいがってくれた人物です。整が常識を疑い何事も深く考えるようになったのは彼女の言葉がきっかけ。整に大きな影響を与える存在でしたが、とある事件で亡くなっています。

喜和を演じたのは女優の水川あさみさん。15歳から女優として活躍する水川さんの近年の出演作には、ドラマ『白衣の戦士!』、映画『喜劇 愛妻物語』などがあります。また、2022年には夫で俳優の窪田正孝さん主演の映画『おとこのことを』で初監督を務めるなど、活動の幅を広げています。

ユーザーコメント

・「整をあたたかく見守り、彼の人生をその後左右するようなアドバイスを与えたり、道しるべを示したりと大きな影響を与える存在。その後の悲しい運命も印象に残りました」(55歳男性)

熊田 翔(くまだ しょう)・犬堂 我路(いぬどう がろ)【演/永山瑛太】

整が巻き込まれたバスジャック事件での同乗客・熊田翔として登場しましたが、その正体は犬堂我路という青年でした。いとこの犬堂甲矢(はや)、犬堂乙矢(おとや)とともに、最愛の姉・犬堂愛珠(あんじゅ)の死の真相を探っています。事件をきっかけに整のことを気に入り、整もまた我路の行動を気にかけるように。

作品の主軸となる事件のキーパーソン・我路を演じたのは永山瑛太さん。かつては瑛太名義でも活動しており、ドラマ『WATER BOYS』や「アンフェア」シリーズ、坂元裕二脚本のドラマ『最高の離婚』などヒット作に多数出演。近年の出演作には、ドラマ『リコカツ』、『エルピス-希望、あるいは災い-』などがあります。

ユーザーコメント

・「熊田のキャスティングは瑛太にぴったりはまっていた」(62歳女性)
・「金髪で冷徹な印象があり、一度見たら忘れない」(54歳男性)
・「最初は、瑛太さんだと一瞬わからない雰囲気で驚きました。キャラクターに染まりきる俳優魂がすばらしいです。キャラクター自体も、悪なのか正義なのか……ハラハラしながら見ていました」(34歳女性)
・「漫画でもガロはカッコいいハンサムなキャラクターで、ドラマでもカッコよかった」(61歳女性)
・「狂気のある演技が印象に残った」(38歳女性)
・「ミステリアスな人物で印象的だった」(46歳女性)
・「原作の我路のファンなので、それを演じたのが永山さんでよかったと思えた」(54歳女性)

犬堂 愛珠(いぬどう あんじゅ)【演/白石麻衣】

犬堂我路の姉で、連続生き埋め殺人事件の被害者。病弱なこともあって周囲から甘やかされて育ち、我路たちからは姫のような扱いを受けていました。ところが死の直前には彼女らしくない不可解な行動をとっていたことが判明し、疑問を感じた我路らが足取りを追うことに。

そんな愛珠を演じたのは、白石麻衣さん。アイドルグループ・乃木坂46を卒業後は主に女優として活動し、ドラマ『テッパチ!』、映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』などに出演。2023年配信のNetflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』への出演も発表されています。

ユーザーコメント

・「興味深いキャラクター」(53歳男性)

犬堂 乙矢(いぬどう おとや)【演/阿部亮平】

犬堂 甲矢(いぬどう はや)の弟で、我路、愛珠のいとこ。容姿に対するコンプレックスから劣等感を抱えており、キレやすい性格です。愛珠の死の真相を探るため、我路、甲矢とともにバスジャック事件を起こし、その後も我路と行動をともにしています。

乙矢を演じたのは、俳優の阿部亮平さん。強面なルックスのためかヤクザなど悪役での出演が多く、同じく悪役の配役が多い元DA PUMPの山根和馬さんとともに「純悪」というユニットでも活動しています。

ユーザーコメント

・「迫真の演技がよかった」(62歳男性)
・「とにかく演技がうまいので印象的」(44歳男性)
・「個性的な役柄が合っていた」(57歳男性)

犬堂 甲矢(いぬどう はや)【演/久保田悠来】

犬堂乙矢の兄で、我路、愛珠のいとこ。容姿端麗で長身、元医者というハイスペックの持ち主。冷静沈着な性格で、ときに暴走する我路や乙矢をまとめる役回りです。バスジャック事件を起こしたあとも我路、乙矢とともに行動し、愛珠の生前の足取りを追っています。

甲矢を演じたのは、俳優の久保田悠来さん。本作の原作者・田村由美さんによる漫画『BASARA』の舞台にも出演しています。ドラマ、映画、舞台と幅広く活動するほか、恋愛バラエティ『私たち結婚しました 4』への出演も話題を集めています。

ユーザーコメント

・「主人公との掛け合いがよかった」(43歳男性)
・「事件解決に協力的だったので好感が持てた」(46歳男性)

羽喰 玄斗(はぐい げんと)【演/千原ジュニア】

「平成の切り裂きジャック」と呼ばれた連続女性殺人鬼。現場に多くの痕跡を残し、目撃情報もあったもののなぜか捕まらず、22年前の事件を最後に行方不明となっていました。ところが新たに発生した連続殺人事件で羽喰に関連する物証が見つかり……。

そんな羽喰を演じたのは、お笑い芸人、俳優の千原ジュニアさん。お笑いコンビ・千原兄弟として活動するかたわら、俳優としても数々のドラマ、映画に出演。「新・ミナミの帝王」シリーズなど、主演作も多くあります。

ユーザーコメント

・「最高に怖い雰囲気を醸しだしていた」(51歳男性)
・「猟奇的でよかった」(52歳男性)
・「芸人の迫真の演技に心を打たれた」(37歳男性)
・「芸人千原ジュニアのファンですがドラマでの存在感ある演技も好きです。出てきた時はうぁ~と思いました」(53歳男性)
・「本当に怖かった! こういうキャラがお似合いなのでまたドラマに登場してほしい」(30歳女性)
・「意外なキャストで、ミステリー的な存在が際立っていた」(46歳男性)

辻 浩増(つじ ひろまさ) ・羽喰 十斗(はぐい じゅうと)【演/北村匠海】

犬堂 愛珠が生前に訪れていた寄木細工ミュージアムの学芸員。辻浩増と名乗っていますが本当の名前は羽喰十斗。十斗と愛珠の関係、そして新たに発生している連続殺人事件との関わりが次第に明らかになっていきます。

ドラマ後半のキーパーソンとなる辻浩増、羽喰十斗を演じたのは俳優の北村匠海さん。北村さんの近年の主な出演作は、月9ドラマ『ナイト・ドクター』や『にじいろカルテ』、映画「東京リベンジャーズ」シリーズなど。バンド「DISH//」のボーカルとしても活動しています。

ユーザーコメント

・「怖かったし、不気味だった」(55歳男性)
・「演技が飛び抜けてうまかったから」(45歳男性)
・「とても演技力がリアルでよかったから」(37歳男性)
・「殺人鬼でもあり二重人格で社会にしっかりなじみながら、抜け目なく次の獲物を物色し、躊躇なく仕留めるところが、恐ろしかった」(62歳女性)

『ミステリと言う勿れ』の続編情報

2023年秋には、ドラマ『ミステリと言う勿れ』の続編とも言える劇場版が公開されることが発表されています。ドラマの最終話は、行方をくらませていた我路が整の前に姿を現し、声をかける意味深なシーンで終了しました。劇場版の詳細はまだ明らかにされていないものの、その後のストーリーが描かれると予想されます。

映画化にあたって菅田さんは「またあの戦いが始まるんだなと、ドキドキしてます」とコメント。原作者の田村由美さんも「また菅田将暉さんの整が見られる……!」と喜びのコメントを寄せています。劇場版の監督は、ドラマでも演出を担当した松山博昭さんが務めます。

ドラマ&映画『ミステリと言う勿れ』をチェックしよう!

ドラマ『ミステリと言う勿れ』の実写キャストと続編情報についてご紹介しました。

主人公の久能整が展開する持論に思わず引き込まれてしまう『ミステリと言う勿れ』。実写化キャストには実力派俳優が集結し、作品の新たな魅力を引き出しました。

コミックは現在も連載中で、2023年秋にはドラマの続編となる劇場版の公開も控えている本作。今後ますます盛り上がりをみせそうな『ミステリと言う勿れ』を、ぜひチェックしてみてくださいね。

調査時期: 2022年12月10日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計512人(男性: 391人、女性: 121人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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