お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーが5日、YouTubeチャンネル『カズレーザーと松陰寺のチルるーム【公式】』に出演。動画「#20『影響を受けた人 前編』カズレーザーと松陰寺のチルるーム」内で、“今の漫才の主流派”に対する本音を明かした。

メイプル超合金・カズレーザー

「どうしても漫才って、一個ストーリーとか軸みたいなものがあったほうがいいって言われるじゃないですか? 俺、それが一番嫌なんですよ」と本音を語るカズレーザー。そう思う理由は「(普通は)二人の人間が出てきて、軸のある話ができない」「自然に方向性のある話ってできない。本当は二人とも別のことを考えてるから」というもので、「最近あったことに対して返すことはできても、話が一個の方向に向いて進むなんてことはあり得ないんですよ」と持論を述べる。

続けて「だから、それが作り物なんだから、作り物感が本当にないのはテキトーなことを喋ってることだと思うんです」「たわいもない話で方向性が生まれるには、片方が変なことをするしかないと思うんです」と、メイプル超合金のネタ内容に言及しながら、「でも漫才っていうのは実は様式美もあるから、話に方向性があるものこそ正しいものになってるんですよ」「でも、それって本当は準備してるものになってるんです」と分析。

そして「得てして日常会話って、てんでバラバラなんですよ。どっかに向かってるわけじゃないんですよね」「でも、今の漫才の主流派はそうじゃない」「タイトルが付けられるものこそ正しいと思うんで。作品だからそれは」と話すと、ぺこぱ・松陰寺太勇は「面白いそれ!」と感心しきりだった。