JR北海道は、2023年3月18日に実施するダイヤ改正で、電気式気動車H100形を富良野線に投入すると発表した。旭川~美瑛・富良野間で運行される普通列車38本(上下各19本。休日運休の列車も含む)をすべてH100形に置き換える。

  • 宗谷本線の普通列車に使用されるH100形。来年3月のダイヤ改正で、新たに富良野線にも投入される

電気式気動車H100形は2020年春に函館本線長万部~小樽間で営業運転を開始(朝の札幌発然別行の列車もH100形で運転)し、その後も室蘭本線苫小牧~室蘭間、宗谷本線・石北本線旭川~名寄・上川間、根室本線新得~釧路間などに投入された。国(鉄道・運輸機構)と北海道による助成・補助制度を活用し、地域の特色を生かしたラッピングを行い、内装を変更したH100形も登場している。

来年3月のダイヤ改正で、新たに富良野線にもH100形を投入。全自動冷暖房装置や車いす対応洋式トイレなどを備えた車両で快適性が向上するほか、車内の案内表示器が英語対応となる。H100形の投入後、利用者が各駅でボタンを押してドアの開閉を行い、乗降りする方式を採用するとのこと。