姫路市とJR西日本は9日、山陽本線姫路~英賀保間の西延末地区に設ける新駅に関して、新駅と自由通路の概要が決定したと発表した。2026年春の開業を予定している。

  • 南駅前広場からの完成イメージ(JR西日本近畿統括本部提供)

姫路市とJR西日本は2016年12月、山陽本線姫路~英賀保間の西延末地区で新駅の具体的な検討を進めるとして覚書を締結。JR西日本は2021年1月14日、鉄道事業法にもとづく事業基本計画の変更認可申請を行っている。

建設される新駅は鉄骨造りの橋上駅舎(約530平方メートル)に。ホームは相対式2面で、幅員は約3~5m。改札内エレベーター2基、自動改札3通路、券売機3台(うち1台は「みどりの券売機」)を設置する。自由通路も鉄骨造りで幅員約7m・延長約65m。大型エレベーター2基(南北に各1基、自転車搭載可能)を設置する。駅の南北両側に駅前広場を整備する。

  • 北駅前広場からの完成イメージ(JR西日本近畿統括本部提供)

  • 新駅の鳥瞰図。2022年10月18日姫路市公表資料を加工(JR西日本近畿統括本部提供)

新駅のコンセプトは「生まれ変わる公園の新たな玄関口」。姫路市が再整備を進めている手柄山中央公園の新たな玄関口として、周辺のスポーツ施設と呼応する高揚感を感じさせる外観とした。階段部から一直線に上がる膜屋根により、スピード感・爽快感を持たせたデザインとしている。生まれ変わる公園のデザインと調和を図りつつ、視認性の高い駅にするとのこと。