――漫才はお二人の人柄を好きになってもらえる余地があると考え、漫才もやっていこうと昨年決められたとおっしゃっていましたが、漫才を改めてやるようになってコンビとして成長できているなと感じていることがありましたらお聞かせください。

平井:コントはガッツリ台本にしていますが、漫才は台本がなく、「ボケやるからツッコんで」という感じでアドリブ満載。その場のやりとりの中で生まれるボケのほうが強いボケになることがあって、コントではそういう作り方はしてなかったですが、コントもちょっとそういう感じを入れてみたり。これまでコントはガチガチでしたが遊びができた気がします。

――最初に決めすぎず、遊び部分を残しておいて仕上げていくということでしょうか?

平井:はい。そうやって作り上げていったほうがいい感じになる気がしています。

――浦井さんはいかがですか?

浦井:変化に対応できるようになりました。急に変なこと言われても落ち着いて、漫才のときは自分で返すし、コントのときはそのときのキャラクターで考えて返す。柔軟になった気がします。

――平場のトークにも生きそうですね。

浦井:臨機応変さは生きるだろうなとは思います。

――コントも漫才も力を入れられるようになって、笑わせる武器が倍になったという感じでしょうか。

平井:選べるようになるのはいいことですね。NGK(なんばグランド花月)に時々出演させてもらいますが、NGKは漫才のほうがウケ的にいいんですよ。NGKのお客さんは僕らのこと知らない方が多いので、そういうところではしっかり自己紹介も入れて、漫才をするほうがいいのかなと。NGKでコントでウケるようになりたいという思いもありますが。

――最近、お二人の中で変わったことや変えたことがあれば教えてください。

浦井:(平井は)最近夜な夜な飲みに行くように。

平井:そうなんです。そいつどいつの(松本)竹馬とトニーフランクとめっちゃ家が近いのでよく飲みに行っています。

――今年からですか?

平井:今年からです。お酒そんなに強くないので飲み歩いたりしてなかったのに、こんな楽しいんだと気づいてしまい(笑)

――平井さんから見て浦井さんが変わったなということはありますか?

平井:ちょっと前からめちゃくちゃいろんなことをしてくれるようになりました。道を調べてくれたり、コント台本の締め切りを言ってくれたり。

浦井:去年の『キングオブコント』以降忙しくなって、ネタに集中してもらうために雑念をとらないといけないなと思い、こまごましたところは引き受けようと思いました。

平井:マジでむちゃくちゃ楽になりました。お任せしていいんだと。

浦井:そうしたら……(笑)

平井:飲み歩くように(笑)

――そのためではなかったと(笑)。でもネタ作りにもプラスになっているわけですよね!?

平井:はい! プラスになっていると思います。

■男性ブランコ
浦井のりひろ(1987年12月3日生まれ、京都府出身)、平井まさあき(1987年8月1日生まれ、兵庫県出身)によるお笑いコンビ。2011年結成。大学時代に演劇サークルで出会い、2010年、大学卒業後に2人そろってNSCに入学。『キングオブコント2021』で、ザ・マミィと同率で準優勝し、一気に注目を集める。