屋久島の自然が育む本格芋焼酎「三岳」三岳酒造4代目が守り続ける、味わいと「誠」を尽くす酒造りとは?
株式会社ジャパンエフエムネットワークが制作する、全国JFN系列22局ネットで放送中のラジオ番組「となりのカイシャに聞いてみた!supported by オリックスグループ」。意外とあなたの近くにある、地元で活躍するカイシャ。「そこに辿り着くまでの話」や「事業への想い」など、明日へのヒントになる話から、地域のお気に入りスポットまで、地域に密着してお届けする企業応援ビジネスバラエティプログラムです。パーソナリティは小堺翔太が務めます。今回は、エフエム鹿児島で放送中の「Something μ」を担当している前畠俊二がパートナーを担当。

9月19日(土)の放送では、三岳酒造株式会社 代表取締役の馬場一善(ばば・かずよし)さんをゲストにお招きして、本格芋焼酎「三岳」の特徴や、4代目として受け継ぐ酒造りへの思いについて話を伺いました。

(左から)アシスタントの前畠俊二(エフエム鹿児島)、三岳酒造株式会社 代表取締役 馬場一善さん、パーソナリティの小堺翔太

◆屋久島の自然が育む「三岳」の味わい

世界自然遺産の屋久島で、本格芋焼酎「三岳」を製造する三岳酒造。1958年(昭和33年)に創業し、現在は4代目の馬場一善さんが代表取締役を務めています。

焼酎造りに欠かせない水は、屋久島の自然が生み出したものです。花崗岩(かこうがん)でできた島は地層が浅く、雨水が地中に染み込むと比較的早く岩盤に到達するため、ミネラル分の少ない「超軟水」になります。「水によって味わいや口当たり、喉越しが変わっていきます。スッと入って、引っかかりがないところがありますね」と馬場さんは説明します。こうした水の特徴が、「三岳」のやわらかな飲み口につながっています。

芋の香りをしっかり感じながら、味わいには濃さがあり、後味はすっきり。焼酎を飲み始めた人にもすすめやすい味わいを目指しています。馬場さんは「初心者の方でも飲みやすいと言われていて、『焼酎は何から始めたらいいですか?』って聞かれたときは、『まずは三岳から飲んでみたらいいですよ』とすすめられることも多い」と特徴を紹介します。

「三岳」は、食事の邪魔をしないことも大切にしています。料理と一緒に楽しみながら、気づけば2杯、3杯と杯が進んでいるような、自然な飲みやすさを目指しています。その考え方は、三岳酒造のホームページにある「一口飲んで美味い! と唸るようなものではありません」という言葉にも表れています。一口目の強いインパクトを追求するのではなく、食事とともに自然に楽しめる酒を目指しているのです。

その背景には、先代、先々代から受け継いできた「焼酎は大衆酒」という考えがあります。馬場さんは、特別な場所で味わうものではなく、「家族団らんとか、友人と語り合うときに、自然と横にあるような存在を目指してきた」と説明しました。「三岳」には、4代にわたって受け継がれてきた、酒造りへの思いが込められています。

◆全国へ広がった「三岳」を支える誠実な酒造り

「三岳」が全国へ広がった背景には、屋久島への注目と焼酎ブームがあったといいます。馬場さんは、世界自然遺産への登録によって屋久島が注目されるようになり、「三岳」も少しずつ知られるようになったと話します。その後、焼酎ブームも重なり、需要が増えていきました。

当時は生産量も限られていたため、屋久島でも販売時間に合わせて店に人が並び、「何時に何本出るので、一人一本ずつ」といった状況もありました。そこから工場を拡大し、現在の生産量に対応できる体制を整えていきました。

現在も三岳酒造には営業担当がおらず、問屋などの取引先による販売に加え、消費者の口コミによって「三岳」が広がってきたといいます。馬場さんは「お客さまの口コミで広がっていったような会社です。今もちゃんとした営業担当っていうのはいないんです」と話し、必要に応じて自身が販売店を訪れるなど、取引先との関係を直接築いています。

4代目として社長を務めるまでには、製造現場から事務、労務関係まで幅広い仕事を経験してきた馬場さん。入社から6年目となった2025年7月、先代である父親が急逝したことで、予定より早く会社を引き継ぐことになります。「今はなんとか周りの人に助けられています。詳しい方がたくさんいるので、意地を張らずにみんなに聞いて、最後は決断する。そんな気持ちでやっております」と現在の立ち位置を示しました。

その根底にあるのが、三岳酒造の理念「人・物・焼酎づくりに誠を尽くす」です。焼酎造りに関わる人や取引先、地域の人々、さらに酒造りを支えるすべてのものに誠実に向き合うことを大切にしており、馬場さんも「人にも仕事にも、そして社会にも誠実であるというところを、一番大切にしたい。そこはずっと変わらずにやっていきたいと思っております」と力を込めます。4代目として受け継いだ「三岳」を守りながら、変革と挑戦にも取り組む。その歩みの軸にあるのは、これからも変わらず誠実に酒造りと向き合っていくという思いです。

<番組情報>

番組名:となりのカイシャに聞いてみた!supported by オリックスグループ

放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国22局ネット

パーソナリティ:小堺翔太

番組Webサイト:https://jfn.co.jp/lp/tonarinokaisha/

番組公式X:@tonarinokaisha

番組公式Instagram:@tonarinokaisya