――ちなみに、今年の『キングオブコント』の決勝はご覧になりましたか?
平井:見ました。面白かったです。
浦井:全組面白かったですが、ニッポンの社長さんのケツの顔で一番笑いました。
――優勝したビスケットブラザーズさん含め、吉本のお仲間たちがたくさん出場されていましたね。
平井:ビスブラめちゃくちゃ面白かったです。
浦井:あのネタされたら嫌だなと思っていて、そのネタでちゃんと優勝されて。
――吉本の芸人さんたちは、ライバルだけれども、お互いアドバイスし合ったりしていると聞き、素敵な関係だなと感じました。
平井:優勝してよかったねとはならず、そこは悔しさが大きいですけど。同期のビスブラが優勝して、そもそもコロチキが優勝した時点で、僕らの期で初優勝というのはなくなったので。
浦井:優勝されるのは嫌ですけど、アドバイスはお互いすごくするんです。シンプルにお笑いが好きで、このネタが面白くなってほしいと思うから、こうしたらもっとよくなるというのは言う。変ですよね(笑)
平井:だからこそ、誰もやってないことを探そうとします。
――以前から水族館や動物園など館・園系でライブがしたいとおっしゃっていましたが、ほかの人がやっていないことを、という思いからでしょうか。
平井:そうですね。ほかの人がやっていないことなら、純粋に面白いことを追求できるので。
浦井:(賞レースに)出ないで済むならもう出たくないです。
――オンリーワンの存在になって、全国ツアーのチケットが即完するコンビになれれば、賞レース優勝という称号がなくてもいいわけですね。
2人:そうですね。
――オンリーワンの存在として目指すところは、館・園系でライブをするお笑いコンビでしょうか?
平井:いろいろ模索していきますが、変わった場所で単独ライブをするというのはみんなやってないですし、自分も興味があるのでやっていきたいなと。館や園だけでなく、廃墟、街を使ったコントとか、いろんな場所でできると思うので、そういうのを突き詰めていきたいです。
――その第1弾として、12月9日にオンラインコントライブ「トワイライト水族館」を開催されます。閉館後のサンシャイン水族館で様々な水槽をバックに撮影したコントに加え、生中継もあるそうですが、水族館でのコントはいかがでしたか?
平井:めちゃくちゃうれしかったです。実際やってみると想定外のことがたくさんあって、それを知れたのもよかったです。生き物たちに光を当てたらダメとか、大声を出したらストレスになってしまうとか、勉強になりました。
浦井:劇場ではないところでやる新鮮さがあり、決まったときはすごく楽しみになりました。後ろにでっかい水槽があって魚たちが泳いでいる前でコントをやるというのが変すぎて面白かったです。
――平井さんは生き物好きですごく詳しいので、そういった知識を生かしたコントもやられたら、それも男性ブランコさんならではのネタになりそうです。
平井:知識を入れ込んだアカデミックなコントも面白そうですね。
――面白くて勉強にもなったら、学校とかに呼ばれそうです。
浦井:校外学習みたいな。
平井:Eテレ的な番組も好きなので、そういうのにも出られたらうれしいです。