JR西日本は10日、「うめきた(大阪)地下駅」(2023年春開業予定)においてトイレのDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進し、トイレ満空表示やトイレ清掃管理システム・各種検知センサー・IoT衛生器具といったサービス・設備を導入すると発表した。

  • 「WESTER」でのトイレ満空表示イメージ

「うめきた(大阪)地下駅」では、移動生活ナビアプリ「WESTER」や駅構内に設置したサイネージを通じてトイレの満空情報を表示。利用者のニーズや手持ちのデバイスに合わせ、トイレの混雑状況をリアルタイムに情報提供する。

トイレ清掃に関して、現在はタイムスケジュールをもとにスタッフが決められた時間に現地へ赴き、消耗品の補充や清掃など実施している。「うめきた(大阪)地下駅」では、トイレの満空情報や設備の各状況を知らせる各種検知センサーとIoT衛生器具をトイレに導入することで、トイレ清掃管理システムにより使用状況や消耗品の残量、衛生器具の状態をリアルタイムに把握できるようになる。

  • サイネージでのトイレ満空表示イメージ

  • トイレ清掃管理システムのサービス概要イメージ

適切なタイミング・状況で消耗品の補充や清掃を実施することによる生産性の向上に加え、設備のIoT化によりデータを分析することで、トイレ内の設備のCBM(状態基準保全)化をめざす。