JR西日本は16日、「うめきた(大阪)駅」(2023年春開業予定)について、新たな価値創造にチャレンジするイノベーションの実験場「JR WEST LABO」の中心と位置づけ、さまざまなパートナーと共創することでオープンイノベーションを加速させると発表した。

  • 「うめきた(大阪)駅」外観イメージ(関係者協議により、今後変更となる場合がある)

地下駅として建設工事の進む「うめきた(大阪)駅」に関して、地下駅の直上では「みどり」と「イノベーション」の融合拠点となる「うめきた2期エリア」の玄関口として、新駅ビルが誕生予定。地上・地下を合わせた「うめきた(大阪)駅」は、地区全体のさらなる価値向上に寄与するとしている。

これまで、「うめきた(大阪)駅」は「JR西日本技術ビジョン」の具体化に挑戦する駅と位置づけられ、さまざまな実証実験を行ってきた。今回、イノベーションの実験場「JR WEST LABO」の中心と位置づけ、さまざまなパートナーと共創することで、オープンイノベーションを加速させたい考えだという。「JR WEST LABO」での共創により、新たな価値創造を推進するとともに、経営課題や社会課題を解決する最先端の技術を社会に発信し続け、脱炭素社会の実現、SDGsの達成に貢献していくとしている。

「うめきた(大阪)駅」の地下部分は、「JR西日本技術ビジョン」の具体化に挑戦する未来駅として、デジタル技術を活用したインタラクティブな空間や、「One to One」のデジタル案内、フルスクリーンホームドアなど、さまざまな技術やサービスを新たに導入する計画となっている。

  • 「うめきた(大阪)駅」ホーム階イメージ

  • 「うめきた(大阪)駅」コンコース階イメージ

  • 「JR WEST LABO」のイメージ

地下駅直上部では、大阪駅周辺のターミナル機能を向上させる駅前広場を整備するほか、駅前広場の隣接部において、うめきた2期のまちづくり方針として掲げる「『みどり』と『イノベーション』の融合拠点」と一体となった「みどり豊かな新駅ビル」が誕生。JR大阪駅方面とうめきた2期地区を連絡デッキで結ぶことで、うめきた2期エリアの玄関口として回遊性の向上やにぎわいの創出に貢献するとしている。