俳優の菅田将暉が、きょう5日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『ジャパニーズスタイル』(毎週土曜23:30~)第3話に出演する。

  • 左から菅田将暉、仲野太賀=テレビ朝日提供

限られた場面設定、登場人物で展開する連続ドラマ“シットコム”ことシチュエーションコメディにテレビ朝日が初挑戦する今作。さびれた温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみを舞台に、実際に観客を入れて30分間ノンストップ、ほぼ本番一発勝負の群像劇を繰り広げていく。

菅田が演じるのは、虹の屋の出戻り跡継ぎ・柿沼哲郎(仲野)の高校時代の親友で、元バレーボール部キャプテンの小野。第1話から名前だけは登場している彼が虹の屋に訪れたことによって、哲郎の高校時代の知られざるエピソードが暴かれたり、虹の屋の未来を左右する衝撃の提案があったりと、おなじみのメンバーを巻き込んで物語のドタバタ度はさらに加速していく。

菅田といえば、過去には仲野が菅田の初監督作に出演したりラジオのゲストに呼ばれたりするなど、仲野とは公私ともに親交のある旧知の仲。親友・菅田の参戦に、仲野は「こんなに心強い人はいない」とコメントしている。一方の菅田は、事前に仲野から『ジャパニーズスタイル』が「かつてない現場」だと聞かされていたそうで、「すごい経験でした」とほぼ本番一発勝負の怖さを実感。菅田が「リハーサル終わりに太賀とある場面について相談したら、たまたま2人とも同じことを考えていた」というほど息ピッタリの仲野と、台本10ページ強、約5分間にも及ぶ“2人芝居”を熱演する。また、浅月凛吾郎を演じる石崎ひゅーいも、菅田の代表曲「さよならエレジー」などの楽曲提供や石崎のMVに菅田が出演するなど、仕事・プライベートの両面で交流を深めている。石崎は「2人がどうやって演技し合うのか、どう芝居を組み立てていくのか、楽しみでした」と語っている。

さらに、仲野と菅田が出演したドラマ『コントが始まる』(日本テレビ)の脚本を金子茂樹氏が手掛けた縁もあり、今作の金子脚本を「『これも試したい!』と思わせるというか、こちらの可能性を膨らませてくれる」と仲野が語ると、菅田も「膨らませる目的で書いているのかな。ステージは用意するんで、遊んでください……というふうにも見える」と、その面白みを分析。今回菅田はかなり台本を読み込んだ様子で「ゲスト出演で、あんなに台本がしおれたことはありません(笑)。普段も、基本的には台本にアイディアやメモを書き込んだりはしないのですが、今回は、ゲストということで余計に『邪魔できないな』『何かあったら怖いな』と準備しました」と並々ならぬ思いで収録に挑んだことを告白した。

そんな菅田と仲野、石崎の3Sトーク『ウラジャパニーズスタイル』#2「仲野太賀×石崎ひゅーい×菅田将暉 ドラマ撮影後たっぷり語りましたSP」が現在TELASA(テラサ)で配信中。その一部がYouTubeでも公開されている。