■主題歌は2曲あわせて聴くのが蟹沢のオススメ

――今作ではそれぞれの楽曲がドラマの原作になり、さらにW主題歌となっていますが、楽曲の魅力を教えてください。

蟹沢:ノイミーの「僕たちのイマージュ」は、仲間がいるからこそ夢に向かってまっすぐ突き進んでいけるという強さを描いていて、最後のサビの「革命の鐘が響いた」という歌詞が印象的な楽曲です。ドラマと組み合わさるとより深みが出ますし、イコラブさんの「好きって、言えなかった」とあわせて聴くと「僕たちのイマージュ」もまた違った見方ができるんじゃないかなと思います。

野口:イコラブの「好きって、言えなかった」はノイミーちゃんの曲とは真逆で、「僕たちのイマージュ」が仲間と一緒に突き進む曲なら、「好きって、言えなかった」は夢に向かっている女の子を見て独り言で思いをつづったような切ない歌詞になっています。「僕たちのイマージュ」には「君との絆」という歌詞があるのですが、「好きって、言えなかった」には「絆はいらない」って歌詞があって。最後には「好きって言えなかったけどこのままでいい」と自分の気持ちに決着をつける、一瞬咲いた花の儚さを描いたような、苦しいけど青春って切なさも美しさもあるよねという楽曲になっています。

  • 佐々木舞香 (C)ABCテレビ

  • 蟹沢萌子 (C)ABCテレビ

■バドミントンの先生に褒められた佐々木

――役どころの注目ポイントを教えてください。

諸橋:唯一の先生役である宮部穂乃果さんは、相談に来てくれる生徒をすごく大切にしています。保健室の先生はすごく人気があるイメージで今回は服装もオシャレだったので、自分の理想を形にしつつ、皆の憧れる先生を目指しました。

佐々木:森見奈緒ちゃんはツンデレで、基本的にはツンツンしていて怒っているように見えるんですけど、ちょっと見えるデレの部分が人間らしくてかわいいのでそこを見てほしいです。

蟹沢:私が演じる藤丸あおいちゃんはそれぞれのキャラクターと関係を築いていて、やっぱり部長なんだなと。後輩の前での姿と、奈緒ちゃんに見せる姿、ゆきひな(冨田演じる小峰有希&野口演じる鈴野日南ペア)を思う姿、それぞれ違うあおいちゃんが見せられていたらうれしいです。

野口:鈴野日南ちゃんは、台詞よりもナレーションやモノローグが多い奥手なキャラクターです。思っていることを口に出せないもどかしさを感じてもらえるように、守りたくなる女の子になれるようにボソボソっと話すことを心がけました。音響さんも私の台詞のときはマイクをすごく近づけてくれて、ちゃんと声が届いているか心配なんですけど届いてたら聞いてください(笑)。

川中子:中瀬小夏ちゃんはバドミントン部の中で唯一高校2年生で皆の後輩なんですけど、先輩との仲の良さが台本から伝わってきました。愛されキャラの小夏ちゃんになれるように、元気で明るいイメージで笑顔をメインに演じました。

冨田:小峰有希ちゃんは皆から慕われるようなキャラクターだと感じたので、普段の会話のときもリュックを背負っている背中に手を置いてみたりとか、見え方も工夫しました。バドミントン部のエースということで、とにかくいろんなお仕事の現場にラケットとシャトルを持っていって、バドミントンと友達になれるくらいめちゃくちゃ頑張ったので、バドミントン中のかっこいい姿と、普段の明るい元気な姿のギャップにもぜひ注目してください。

  • 川中子奈月心(C)ABCテレビ

  • 諸橋沙夏 (C)ABCテレビ

――バドミントンの練習は大変でしたか。

蟹沢:撮影が始まる前バドミントンの先生に指導していただいて、バドミントンがすごく好きになりました! ラケットをクイッと動かしてシャトルをすくいあげるのが難しかったのですが、練習しているうち“キメ顔”でやると成功率が上がるということに気づきました。

佐々木:バドミントンの先生に「うまいね」と褒めてもらってテンションが上がりました。でも、おうちや撮影現場で練習しても私にはシャトルをすくいあげることが一生できませんでした(笑)。

■ドラマを一言で…野口「ひと夏のイリュージョンショー」

――では最後に、今作に一言でキャッチフレーズをつけてください。

野口:うわぁ!

冨田;いって……みます! ……では「ほろ涙」。

佐々木:却下!(笑)

冨田:却下されたので回します!(笑)

川中子:恋とかスポーツとか学校とかいろいろな要素があるので……「いろんな楽しみ方ができるドラマ」です。

野口:いやいや!(笑)

佐々木:次で決めて! いくらでも待つから。

野口:“切ない”でしょ、“最後の恋”でしょ、「ひと夏のイリュージョンショー!」……次の人お願いします!

蟹沢:キャー!

諸橋:萌ちゃんで決まると思う、部長だもん。

蟹沢:2人の女の子の、唯一無二な……。(佐々木を見る)

佐々木:リレーパターン!? 嘘でしょ!(笑)

諸橋:舞香で決めよう!

佐々木:終わらない世界と……(諸橋を見る)。

諸橋:終わらない世界、で良かったのに(笑)。じゃあ最後は「…。」で!

――「2人の女の子の、唯一無二な、終わらない世界…。」ですね。ありがとうございました!

互いのグループの好きな曲を語ったインタビュー後編は、24日公開予定。