伊野尾慧主演で初舞台化された『四畳半神話大系』が、チケット入手困難の声を受け、フジテレビの動画配信サービス・FODのPPVで6月14日から配信される。伊野尾は「四畳半から世界へ告ぐ! みなさん、これは好機です」と、森見登美彦ワールド全開のコメントを寄せている。

  • 『四畳半神話大系』

    『四畳半神話大系』

森見登美彦氏の小説を原作にした『四畳半神話大系』は、京都の“腐れ大学生”が、選択肢の数だけ存在する複数の並行世界を同時に生きる姿を描く青春譚。2010年にはフジテレビの「ノイタミナ」枠でアニメ化され、大きな話題を呼んだ。

次から次へと並行世界を行き来する怒涛の展開から、“舞台化困難”とも言われてきた本作。今回、アニメ『四畳半神話大系』で脚本を担当し、アニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』や2021年上演の舞台版でも脚本・演出を手がけたヨーロッパ企画の上田誠氏が、脚本・演出を担当して初舞台化に挑んだ。

主人公「私」役の伊野尾は、膨大なセリフ量をよどみなく話し、華やかな風貌とはうらはらに、冴えない大学生を熱演する。共演には、明石さん役の加藤史帆、小津役の大窪人衛、羽貫さん役の剛力彩芽をはじめ、田中偉登、菊池日菜子、金子鈴幸、町田マリー、石田剛太、酒井善史、諏訪雅らが名を連ねる。

現在、新国立劇場 中劇場で上演中の同作は、初舞台化ながら連日満員御礼。チケットが入手できなかったという声を受け、当初予定されていなかったディレイ配信が実現した。

伊野尾は「四畳半から世界へ告ぐ! みなさん、これは好機です」と呼びかけ、「当初は全く予定をしていなかったディレイ配信が決定しました! これは異例中の異例の事だと聞いております」とコメント。「『劇場で見たい、けど行けない、でも見たい、けど行けない、でもやっぱり見たい……!』と熱く望んで下さった皆さんの思いがここに結実したのです」と喜びを語った。

さらに、「届くはずのなかった 並行世界の果ての果てまで届け ぎょえーーーーーーーー!!」と作品世界そのままのテンションでメッセージを寄せ、「追伸 上田さんここまでこれましたね!」と脚本・演出の上田へも呼びかけた。

これを受け、上田は「これましたねここまで伊野尾さん!」と応じ、「人生において可能性よりも不可能性を見つめよというのは劇中に出てくるトンチキ師匠・樋口師匠の教えですが、不可能性の果てへと一歩ふみだすと人生の景色は変わるのだなと『私』が教えてくれました」とコメント。

また、「『私』がとにかく限界を超えてしゃべり動き悶え歌う劇です。周りの人たちも負けじと動き回り酌み交わし阿呆の限りを尽くします」と見どころを紹介し、「騒がしすぎて配神の耳までとどいたようです。ほんとうに感謝にたえません。好機は目の前ですよ」と配信決定への思いを語った。

FODでのPPV配信は、6月14日正午から6月20日23時59分まで。販売期間は5月28日正午から6月20日21時までで、販売価格は3,800円、FODコース会員は3,455コインとなる。なお、本配信はライブ配信ではなく、公演を収録した映像となる。

【編集部MEMO】
伊野尾慧は、1990年6月22日生まれ、埼玉県出身。アイドルグループ・Hey! Say! JUMPのメンバーとして2007年にCDデビューし、歌手活動に加え、俳優・タレントとしても幅広く活躍している。明治大学理工学部建築学科で学んだ経歴を持ち、知的で柔らかな雰囲気と、独自のユーモアを生かしたコメント力でも存在感を発揮。ドラマ、バラエティ、情報番組、舞台など多方面で活動する。